『イット・カムズ・アット・ナイト』
(原題:It Comes at Night)は、
2017年にアメリカで公開されたサスペンスホラー映画。
監督は「WAVES」トレイ・エドワード・シュルツ
主演は「ザ・ギフト」で不気味なゴードンを演じきったジョエル・エドガートンが務める。

hulu配信状況

「イット・カムズ・アット・ナイト」
■公開:2017年4月29日
■時間:1時間31分
■音声:字幕版のみ配信中(2020年9月現在)
■指定:なし

ライリー・キーオ関連作品

「アンダー・ザ・シルバーレイク」サラ役
■公開:2018年
■時間:2時間19分
■音声:字幕版・吹替版ともに配信中(2020年9月現在)
■指定:R15

「マッドマックス怒りのデスロード」ケイパブル役
■公開:2015
■時間:2時間00分
■音声:字幕版・吹替版ともに配信中(2020年9月現在)
■指定:R15

「マッドマックス」では赤毛が印象的な心優しいケイパブルを。
そして「アンダー・ザ・シルバーレイク」では突如失踪するサラを演じたライリー。

本作「イット・カムズ・アット・ナイト」では、
性に悩む青年の妄想をかきたてる若妻キム役で登場するのですが、
彼女はどの作品でも「ひそかに愛されるタイプ」なんですよね。

笑顔がキュートで、でもどこか影があるような…
そんな彼女の不思議な魅力がキャスティングにばちっとハマると、
本当に良い仕事するなぁ…と思わざるを得ません。

あらすじ

未知の病原体が世界に広がり沢山の命が消えていく中、
ポールは自らの家族を守るべく、
【細心の注意】と【絶対のルール】を守ることで何とか暮らしていた。

そこへ突如、ある一家が避難場所の提供を求めてやってきた。

「数匹の山羊」と「安全な家」を共有することで始まった新しい生活は、
思いのほか順調に進み、
つかの間の穏やかな時間は両家族に笑顔をもたらすこととなる。

しかし。
いつ終わるとも知れない恐怖に耐え続けるうちに生まれた相互不信は、
お互いの心に暗く根を張り、
やがておとずれる絶望へのカウントダウンを加速させていく…

映画を見て

「この映画を見て感想聞かせてよ」
私がイット・カムズ・アット・ナイトを見たのは、
映画好きの友人からのこんな言葉がきっかけだった。

私自身気にはなっていたものの映画館に足を運ぶことも出来ずだったので、
huluにラインナップされていることを知って奮起した。
そもそも私と同じくらいホラー映画好きの友人から勧められたのだ。
高まらない訳がない。

そしてそんな期待値が上がった私が映画を見終わった直後の表情はおそらく、

「鳩が豆鉄砲を食ったよう」だっただろう。

謎が多すぎて思考が迷路になる!

そう。本作はあまりにも謎が多すぎる。
しかも明確な答えがしっかりと分からないままにどんどん進んでいく。

見終わった直後は本当にぽかーんと口が開いてしまっていた。

まずそもそもの前提として、戦っている相手がよく分からない

おそらく何かしらの病気なんだと思う。
それこそ今流行りのコロナウィルスのように世界中でパンデミックが起き、
伝染病が広がったあとの世界に生き残った生存者たちの話なのだろうと思うのだが、
具体的な説明などが最初から最後まで一切されないのだ。

途中意味ありげに映し出される絵画で読み取れはするのだが、
とにかく前提がよく分からない。
※上記は「死の勝利」という14世紀に流行した黒死病をモチーフにして描かれた絵画

はっきりと分かっているのは、
少なくとも「主人公たちにとって」は、ほぼ終わってしまった世界で、
おそらく感染から逃れる方法を導き出した家族が、
日々独自のルールのもと怯えながら生きている。

これだけ。

その、何とも言えない分からなさがめちゃくちゃ不気味なんです。

好き嫌いが分かれるポイントはここだ!!

先ほど、見終わった後にぽかんと口を開けていた…と話しましたが、
この映画、1度見ただけで理解することはほぼ不可能だと思うんです。

皆映画を見るときは、
それぞれの解釈のもと物語を噛み砕いて飲み込みますよね。

でも、釈然としないままに何となく飲み込んだ多くの人にとっては、
この映画はただの「よく分からない映画」となり、
「雰囲気だけのつまらない映画」と言われてしまうでしょう。

ここでもう1度、見返したいと思うか。

散りばめられた謎を読み解き、考察したいと思うか。

謎だらけのピースを咀嚼して咀嚼して味わいつくすかどうかが、
好き・嫌いが分かれるポイントになります!!

個人的に気になる「謎ポイント」を紹介

「そもそも死の伝染病は本当に流行っているの?」

それを言ってはおしまいだ!とも思うんですが、
外出する際の防護マスクはポール一家のみがつけています。

訪問者のウィルや襲ってきた野盗たちは一切つけず、
なんならポール一家よりもピンピンしているんですよね。

さて。本当に世界中が終わるほどの伝染病なんてあるんでしょうか?

「結局【それ】ってなんなの?」

本作のタイトルは直訳すると「それは、夜にやってくる」…となります。

そう。結局暗闇にまぎれた【それ】が何かというところが、
それぞれに投げかけられたクエスチョンであり、
考察していくうえでの面白いポイントになるんだろうと思います。

かく言う私は。
【それ】なんていないと、そう思えてならないのです。

ここからは若干ネタバレになってしまう部分でもあるのですが、
病気のような症状で亡くなった人の数と、
健康体な人間同士で殺し合った人数は明らかな差があります。

もちろん小さなコミュニティのみが描かれているので、
もっと大きな視野で見たら何かしらの存在もあるのかもしれないけれど。

あんな狭く暗く静かな閉鎖空間で。
息が詰まるような独自のルールがあって。
(家族を守るためとはいえ)独裁者のような父親がいる。

おかしくならない訳がないでしょう?

少しずつ少しずつ歯車が狂って、疑心暗鬼になって、
いないはずのモンスターを勝手に生み出してしまったとしても…
不思議じゃないように思うんです。

この映画は映画好きの人にこそぜひ見て欲しい。

逆に、ぼんやり面白い映画が見たいタイプの人にはお勧めしません。

長い夏の夜。あなたなりの【それ】を見つけてみてはいかがですか?

登場キャラクター/キャスト


役:ポール

演:ジョエル・エドガートン/Joel Edgerton
妻と息子を愛し、一家を支える家長でリーダー
元社会の教師であり、真面目で博識。
慎重になりすぎる性質だが、そのおかげで生き残っている。


役:サラ

演:カルメン・イジョゴ/Carmen Ejogo
おだやかな性格のポールの妻
父親を亡くしたばかりで酷く落ち込んでいるが、
息子の前では強い母であろうと努力している。


役:トラヴィス

演:ケルヴィン・ハリソン・ジュニア/Kelvin Harrison Jr.
飼い犬を愛する心優しい青年
ポールとサラの言いつけをしっかりと守って生活しているが、
若い故の悩みはやはり多く、キムとの出会いが彼の心を揺らす。


役:ウィル

演:クリストファー・アボット/Christopher Abbott
ポールの家に押し入る形でやってきた謎の訪問者
頭で考えるより体が先に動くタイプで、
妻と幼い息子のためならば危険をもいとわない。


役:キム

演:ライリー・キーオ/Riley Keough
愛らしく、若く、まるで大学生のような印象の若妻
辛い時でも笑顔を忘れないようにふるまう姿は健気で、
これはトラヴィスじゃなくても…惚れてまうやろ!!!!


役:アンドリュー

演:グリフィン・ロバート・フォークナー/Griffin Robert Faulkner
ウィルとキムの一人息子
若干おとなしく人見知りなところもあるが、
基本はとっても純粋で良い子。絵を描くのが好き。

Huluは今なら2週間無料で見放題!今すぐ無料視聴!

今だけ2週間無料キャンペーン中! 登録はわずか3分でスマフォからでも見れます!
お申込みは↓↓↓をクリック
まずは2週間無料でおためしはこちら
※紹介している作品は、掲載時の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は Hulu の公式ホームページにてご確認ください