【Huluで12月22日〜配信】英国ドラマ「ディケンジアン」先取りガイド

英国放送BBCが制作放送した、ちょっと変わったソープドラマ型(ある意味ファンタジー)時代劇シリーズ「ディケンジアン」は、12月22日からHuluで動画配信が開始されます!

今回は、英国の名文学から得たアイデアを使って、オリジナル作品に仕上げた本作品を【ネタバレありで】解説したいと思います!

「ディケンジアン」の意味=小説家 チャールズ・ディケンズ

名前からも分かるように、本作品は、英国のヴィクトリア時代を代表する小説家チャールズ・ディケンズにとても深い関係があります。

彼は、中流階級に産まれながらも、両親の浪費グセにより、満足に学校にも通えず、12歳にして奉公に出されます。その後、新聞記者を経て、小説が大ヒットします。初期の作品には、自分の辛い子供時代が描かれた作品が多くあります。

(本が買えるのは、上流階級のみだった為)自分が編集する(庶民でも購入可能な)雑誌で、次々と自身の作品を発表します。雑誌の売れ行きを考えて物語を変更する事が多くあった為、彼の作品の特徴は理解に苦しいストーリー展開を、惹きつける描写キャラクターの面白さでカバーしているところです。

恋愛については、妻の幼い妹を愛していたという、微妙な歴史を残しています。10人の子供に恵まれますが、結婚生活は、幸せではなく、別居し、不倫相手がいました。

当時、産業革命や大英帝国の繁栄がもたらした社会の乱れで、イギリスの社会は、激動の時代でした。晩年、彼は、(主に貧困が絡んだ)社会の批判を描いた小説を多く執筆します。

「ディケンジアン」は、彼の小説に登場してくるキャラクター達が一同に揃って登場し、その混乱したヴィクトリア時代ロンドンを舞台に、ドラマを繰り広げる作品です!

従って、この作品を見るにあたって、彼の作品をよく理解してから見るか、全く無視して、オリジナルの作品として楽しむか!は、あなた次第!

※大変個人的ですが、彼の作品をよく理解するには、大学の研究室で研究するぐらいの気合いが必要ではないかと思います。

「ディケンジアン」ちょっと変わった作品&クリエーター

本作品のクリエーターは、トニー・ジョーダン氏。脚本家でもある彼は、なんと、義務教育も終了せず、マーケットで働いていました。その経験を生かして執筆した作品が、英国放送の制作部の目に止まり、ロンドンのイーストエンドで生まれ育ったと嘘をついて、応募した為、現在でも続いている長寿番組(30分×毎週4話)「イーストエンダーズ」の脚本部に招かれます。(実は、ロンドン郊外の北部出身)その後、多くのエピソードを執筆し、賞を受賞するほどの、やり手脚本家に成長します!

この経験からか、本作品は、各話30分のエピソードの全20話という面白い構成しなっています。(日本での放送形態は、違う可能性あり)しかし、この構成があまり受け入れられず、英国での放送時間は、変更に変更を重ねました。結果、ほかの理由もありますが、シーズン2は打ち切りという、残念な結果になっています。

「ディケンジアン」登場人物&キャスト

「 クリスマス・キャロル 」より

スクルージ(演:ネット・デニー)

クラチットの家族

「オリヴァー・トゥイスト」より

ビル・サイクス(演:マーク・スタンリー)
フェイギン(演:アントン・レッサー)
ナンシー(演:べサニー・ムラー)

「大いなる遺産」より

アメリア・ハヴィシャム(演:トゥペンス・ミドルトン)

アーサー・ハヴィシャム(演:ジョセフ・クイン)

メリーヴェザー・コンペイソン(演:トム・マトソン=ジョーン)

「荒涼館」より

ホノリア・バーバリー(演:ソフィー・ランドル)

ホードン大尉(演:ベンスター)・

フランシス・バーバリー(演:アレクサンドラ・モーン)

バケット刑事(演:スティーブン・ラー)
「互いの友」より
ウェグ(演:クリストファー・ファイアーバンク)
ミスター・ヴィーナス(演:オミッド・ダジャリ)

「ディケンジアン」あらすじ

クリスマス・イヴから物語は、始まります。

「大いなる遺産」「荒涼館」の登場人物は、本編の主人公ではなく、脇役であるキャラクターの過去が描かれるストーリーラインです。お金と嫉妬心に絡んだお家騒動(政略結婚・偽装結婚等)が展開されていきます。

同時に

「 クリスマス・キャロル 」「オリヴァー・トゥイスト」「互いの友」からの悪役キャラクターがお金がらみの醜い争いを始めます。スクルージのビジネスパートナーである、高利貸しジェイコブが殺され、バケット刑事は、捜査に乗り出します高利貸しジェイコブは、もちろん悪党であり、恨みを持つ容疑者が沢山現れます。

【ネタバレ】

犯人は、夫の給料から無謀な天引きをして、借金の肩代わりに子供を売れと脅されたクラチット家の妻でした。しかし、バケット刑事は、ジェイコブの不道理な行為に理解を示し、もう他の殺人容疑で逮捕され、ジェイコブ殺害の容疑もかかっているマニングに罪を被ってもらう事で、彼女を釈放します。

その他にも、オリジナルキャラクターや、他の小説より、数人のキャラクターが交差して登場します。

「ディケンジアン」見どころ/感想

英国放送の時代劇作品だけあり、セットや衣装は素晴らしいクオリティです。演者のメンバーも文句ないキャスティングです。テンポも、30分の構成に合わせて、英国ドラマでは珍しく早めに物語が進んでいきます。

しかし、テンポ良く変わる登場人物とストーリーライン、ヴィクトリア時代の同じような建物、衣装、暗めの照明があい重なり、見始めは、多彩なキャラクターの見分けが付けづらいという、難点があります。悪者は、似たような様相であり、紳士のキャラクターは、すべて燕尾服とトップハットを身につけています。

ただ、この作品を見て、文豪のオリジナルの作品を読んで見たくなる若者世代もいたようで、文化的に良い影響を与えた作品でもあるようです。

後半から、新しいキャラクターが登場するなど、シーズン2を念頭に制作された感が伝わってきます。セットや衣装に相当の制作費用が掛かっているので、相当の赤字が出た模様です。

昼ドラのドロドロ系のお家騒動や恋愛劇犯罪ドラマの要素が混じり合った英国の時代劇としては、新しい感覚のドラマと言えると思います。

Huluは今なら2週間無料で見放題!今すぐ無料視聴!

今だけ2週間無料キャンペーン中! 登録はわずか3分でスマフォからでも見れます!
お申込みは↓↓↓をクリック
まずは2週間無料でおためしはこちら
※紹介している作品は、掲載時の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は Hulu の公式ホームページにてご確認ください