「彼女と彼女の猫ーEverything Flowsー完全版」は、
アニメーション監督・新海誠による珠玉の短編作品「彼女と彼女の猫」を、
新たな制作陣とともにTVアニメーション化したもの。
1話約8分で全4話構成。
※略称は「彼女と彼女の猫EF」「EF」など。

hulu配信状況

「彼女と彼女の猫ーEverything Flowsー完全版」
制作:2016年
時間:28分(全4話分を1話にまとめています)

新海誠・関連作品

■言の葉の庭 / 47分(2013年)※2019年11月現在配信中
■星を追う子供
/ 1時間56分(2011年)※2019年11月現在配信中
秒速5センチメートル / 1時間3分(2007年)※2019年11月現在配信中
■雲のむこう、約束の場所 / 1時間31分(2004年)※2019年11月現在配信中
ほしのこえ/25分(2002年)※2019年11月現在配信停止中

このラインナップだと、「秒速5センチメートル」が圧倒的にオススメです。
主題歌・山崎まさよし「One more time.One more chance」が切なすぎて、
めちゃくちゃ響きますよ!!(特に結末が大好き)

スタッフ

監督を務めるのは、「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズや「氷菓」など、
数多くのヒット作品を手掛けてきた実力派の坂本一也

脚本には、小説版「彼女と彼女の猫」を手掛けた永川成基

キャラクターデザイン・総作画監督には、
OVA「彗星のガルガンティア」で総作画監督を務めた海島千本

テーマソング

オープニングテーマ:「硝子の瞳」 / 歌:美優(CV:花澤香菜
エンディングテーマ:「ソナタ」 / 歌:クラムボン

あらすじ

ある夏のいちばん暑い日。
≪彼女≫と、彼女の飼い猫である≪僕≫の二人暮らしは始まった。

僕に「にんげん」の言葉は分からないけれど…
二人の間に流れている時の長さは一緒ではなかったけれど…
いつもそばにいてくれる彼女のことをいつまでも見守っていたいと願っていた。

「ダル、行ってくるね」

今日も彼女は毛並みを綺麗に整えて、
重い扉を開け、外の世界へと踏み出していく。

映像を見て

私は、新海誠監督の作品は全て見てきました。

控えめに言っても大ファンです。
監督の作る世界観が大好きです。

監督の作品はいつも全力で訴えかけてくる。
「この世界が好きだ」と。
辛いことやのっぴきならないこともあるけれど、
それでも「この世界は美しい」「希望は常にそこにある」と。

おそらく新海誠という人が、それを心から信じているから。
だからこんなにも作品にはがあふれていて…
見ている人を惹きつけるんだろうな。

美しい、希望、愛…なんて安っぽくなりがちなのに、
そう見えないのはやっぱり監督の芯の部分が本物だからだと、そう思うんです。

原作「彼女と彼女の猫」から本編「EF」に至るまで

「EF」の原作となった「彼女と彼女の猫」は、
新海誠監督がまだ無名だった自主制作時代(2000年頃)に発表した、
約5分弱の短編アニメーション作品なのですが…

一人暮らしの女性に拾われた白猫のチョビの視点を通して、
彼の「何気ない日常」を描いているんですね。

その淡々とした日々の描写がめちゃくちゃ素晴らしいんです!!
(チョビの声は監督本人が演じていらっしゃったり…豆知識。)

全編モノクロで描かれた映像ながら、
だからこそそのクオリティーの高さが垣間見え、
かつ、やはり新海誠監督らしい心に訴えかけるような演出がとても上手。

淡々とした日常と、抑揚のない語り手の口調が、
映像内のちょっとした音(雨音、ひぐらしの鳴き声、電車の走る音…など)を際立たせており、
そのどれもが印象的で…グッとくるんです。

初めて見たとき、
「あーこれは…CGアニメコンテストでグランプリとるのも頷ける!」と息を飲んだ。
(DoGA CGアニメコンテストは、自主制作CGアニメのコンテストの中でトップクラスに有名)

そして、今回紹介した「EF」のラストが、
この原作の「彼女と彼女の猫」につながるような演出になっているんですね。

それがもう、涙腺を崩壊させてくれます!!!ずるい!!!

あと、チョビのルックスがあまりにも簡素で味があって好き(笑)

圧倒的に猫が可愛い!!

チョビのルックスは分かりやすく言うと子供の落書きのよう。
いわゆる新海ワールドといわれている風景描写の繊細さとは相容れない。

対して「EF」の黒猫・ダルは、
とても丁寧に、ふわふわとした綺麗な猫ちゃんとして描かれています。
私はこの対比もとても好き。

平坦に進む日常を描いていた原作と違って、
「EF」は猫の一生を描いているんですね。
生まれてから死んでいくまで。そしてその後の運命も。

そういった作風ならばやはり語り手である猫の造形は、
雰囲気を壊さないためにリアルな表現である方が良いと思うので。

でも、そのせいで、余計に涙腺を刺激してくるんですけどね!!

動物の命の期限について考えさせられる

先に述べたようにこの作品は黒猫・ダルの一生を描いています。
哀しいけれど、人間とペットの時間の流れは一緒じゃない。

当時小学生だった彼女が社会人になる間の10年は、
子猫だったダルにとってはおじいちゃんになるほどの長い長い時間なんですね。

ずっとそばにいたのに。
親友のように育ってきたのに。
そのお別れはあまりにもあっけなくおとずれてしまいます。

「最近思うように体が動かせなくなってきた…」
「以前よりも深い眠りに誘われることが多くなった…」

ダルの心の声が、胸に響きます。

私も今、おばあちゃんになるペットと一緒に暮らしていますが…
この作品はペットを飼っている(飼っていた)すべての人の心に、
重く重くのしかかるはず。
本当に、涙なくしては見られません。

でも、避けては通れない辛い現実とともに、
そこにも小さな希望があるんです。

それは、猫本人にとって「死ぬ」ということは、
それほど怖いものじゃないんじゃないかと。

おそらく人間と違って「死」という概念があまりないんでしょうね。

きていく事。んでいく事。は巡っていく事。
動物たちはそれを自然に受け入れている。
そんな風に感じることが出来た。

彼らにとってはそんなことよりも、
目の前のご主人様が笑っていることが一番大事なんだと。

この作品は、そう改めて考えるきっかけをくれました。
その真っ直ぐな健気さがまた胸を突きますね。愛しい。

皆さんにもぜひハンカチを握りしめながら見て欲しい。

短い尺の中でぽつぽつと語られる、
あまりにも濃くて儚くて幸せな猫の一生を、
存分に味わっていただけるはずですよ!

登場人物 / キャスト


役:彼女(美優)

声:花澤香菜 / Hanazawa Kana
就職活動中の女子大生
幼馴染のともかとルームシェアして暮らしていたが、
ともかと彼氏の同棲をきっかけに一人暮らしとなる。
将来のために漠然と頑張っているものの確かな成果が得られず、
焦りを抱えつつも日々しゃんと背筋を伸ばして生きている。


役:黒猫(ダル)

声:浅沼晋太郎 / Asanuma Shintaro
物語の語り手。美しい毛並みの黒猫(10歳オス)。
美優が小学生の頃、母親が河原で拾ってきた。
温厚で賢く誰よりも美優に懐いていて、
彼女が実家をでたときも一緒についてきた。
再婚をきっかけに溝が出来てしまった母親と美優の関係を心配している。


役:母親

声:平松晶子 / Hiramatsu Akiko
美優の母親
女手一つで娘を育ててきた愛情深い女性。
自分が仕事の間、家で一人で留守番している娘を想い、
寂しくないように…とダルを拾ってきた。
美優が独立して家を出てから長年付き合っていた彼氏と再婚した。


役:友人(ともか)

声:矢作沙友里 / Yahagi Sayuri
美優の小学校時代からの親友
隣のクラスだったが、ダルをとおして仲良くなった。
大人になってからは派手な容姿になったものの、
性格は子供のころから変わらずまっすぐで明るい。
一緒に暮らしていたもののダルに懐かれることはなかった。

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