安藤サクラ主演映画「百円の恋」(R15+)をHuluで見た感想

朝ドラ主演で大注目の女優・安藤サクラが主演した映画「百円の恋」(R15+)はHuluで配信中です(2018年10月23日現在)

なお、本作は映画倫理委員会よりR15+に指定されており、15歳未満の鑑賞は禁止されています。

「百円の恋」公式サイト:http://100yen-koi.jp/

「百円の恋」をHuluで見た感想

2014年12月20日公開。配給はSPOTTED PRODUCTIONS。1時間54分。

時価百円の女・一子、32歳。傷だらけの恋と戦いの物語。

俳優である故・松田優作氏の出身地である山口県周南映画祭で2012 年に新設された脚本賞「松田優作賞」の第一回グランプリ作品である足立紳の脚本「百円の恋」を、「イン・ザ・ヒーロー」の武正晴監督が映画化。
主演は、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「万引き家族」や、NHK連続テレビ小説「まんぷく」で2018年話題の女優・安藤サクラ

世間からドロップアウトしてしまった女と男の挫折と再生を泥臭く骨太なタッチで描いた本作は高く評価を受け、第39回日本アカデミー賞、 最優秀主演女優賞、最優秀脚本賞をはじめ、多くの映画賞を受賞しました。

スタッフ

監督:武正晴
脚本:足立紳
プロデューサー:佐藤現、平体雄二、狩野善則
音楽:海田庄吾
企画協力:セントラル・アーツ、オフィス作、ブレス
製作プロダクション:スタジオブルー
製作:東映ビデオ

主題歌

クリープハイプ「百八円の恋」
ボーカル、ギター担当の尾崎世界観が「百円の恋」のシナリオを読んで書き下ろした楽曲。

あらすじ

斎藤一子 (安藤サクラ)は32歳のひきこもり。家事や家業の弁当屋の手伝いもせず、昼夜逆転のゲーム三昧のだらしない生活を送っていた。

夫と離婚し出戻ったばかりである一子の妹・二三子(早織)は自堕落な毎日を送る姉に苛立ち、ついには殴り合いの大ゲンカにまで発展してしまい、このままでは殺しあいになってしまうと心配した2人の母の佳子(稲川実代子)は家を借りられるだけのまとまった金を渡して一子を家から出すことに。

追い出されるような形で始まった一人暮らし。一子は生活のために仕方なく、以前から通っていた24時間営業の100円ショップで深夜労働を始める。しかし、そこは一子に勝るとも劣らぬ「底辺」の人間達の巣窟だった。

実家にいた頃から一子の唯一の楽しみは、100円ショップの近くのボクシングジムで必死に練習するボクサー(新井浩文) を見ることだった。

ある夜、100円ショップにそのボクサー、狩野が客としてやってくる。一方で狩野も一子がよくジムの前を通り過ぎる女だと認識しており、狩野がバナナを忘れていったことをきっかけに距離を縮めていく2人。

ついには一緒に住み始め、体を重ねるが、なんとなく始まった関係はなんとなく上手くいかなくなっていく。

やがて一子の中で何かが変わりだし、衝動的にボクシングを始める。

みどころ

不器用な女の魂の再生の物語

妹との折り合いが悪く家を追い出された32歳の元ひきこもり・一子。初めての1人暮らし、初めての仕事、そして中年プロボクサーとの恋によって、閉じられていた一子の世界が変化していく。

どん底の世界でもがいていた不器用な女が死にもの狂いになって生まれ変わっていく姿を、女優・安藤サクラが熱演しています。

なお、「百円の恋」では、性行為や暴力行為の描写があるためか15歳以下の方の視聴は禁止されています。特に合意の元ではない性行為描写や、ボクシングの試合上とはいえ出血するほど殴りあうシーンがありますので、そういった描写が苦手な方は、視聴を避けた方がよろしいかもしれません。

救いようのない「底辺」の世界を描く

「百円の恋」では、32歳の元引きこもりが主人公なのをはじめ、崖っぷちのボクサー、ブラックな職場に心身ともに疲れ果てている店長、愚痴と自慢話しかしない中年バイト、コンビニの廃棄の食品を盗みにくるおばさん・・・と、救いようのないような「底辺」の人々の姿が描かれています。
そんな地獄のような環境の中、主人公の一子はもがき苦しみ、最後にボクシングを始めるために拳を握るのです。

主演は2018年旬の女優・安藤サクラ!

2018年は出演した映画「万引き家族」がカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを獲得し、10月からはNHK連続テレビ小説「まんぷく」で主演、と話題に事欠かない女優・安藤サクラさん。

インスタントラーメンを生みだした日清食品の創業者夫妻の半生をモデルにした「まんぷく」では、後に夫となる萬平(長谷川博己)と恋に落ちる主人公・福子を瑞々しく演じ、SNSでも「可愛い!」「笑顔が素敵!」と好評のようです。

元はデビュー以来数々の映画やドラマに出演し、高い演技力と独特の存在感でファンの多い安藤さんですが、「まんぷく」の出演によってお茶の間での認知度もグッと上がったことと思われます。

そんな安藤さんが主演女優として高く評価された作品のうちの一つがこの「百円の恋」です。

人生の崖っぷちに立った32歳の元引きこもり女を徹底的な役作りの元、気迫と魂を込めて演じ切ったその姿は高く評価を受け、数々の映画賞で主演女優賞を受賞。

第39回日本アカデミー賞では、吉永小百合、樹木希林、綾瀬はるか、有村架純といった華やかな女優陣を抑え最優秀主演女優賞を受賞し、大きな話題となりました。

安藤サクラの徹底的な役作りがすごい!

安藤サクラさんが高い評価を受ける理由は、まさに「憑依型」とも言える程の「役作り」「役への入り込み方」が徹底しているからでしょうか。

「百円の恋」オーディション応募総数700人超という難関を突破した安藤さんは、撮影開始の3か月前からボクシングジムでトレーニングを敢行。その後「だらしない体」を作るため太り、撮影期間残り10日で一気に体重を絞ってプロボクサー体型に仕上げて、まさに「斎藤一子」という人物になりきって撮影に臨んでいたそうです。

その徹底的に改造を施した肉体を惜しげもなく晒し、狂気さえも感じさせるようなその体当たりの演技にしびれました!

新井浩文の存在感

「百円の恋」で忘れてはならないのが、一子の恋人となる狩野を演じた新井浩文でしょう。

プロボクサーとして崖っぷちに立つ男・狩野は、ボクシングに対してストイックに向き合っているものの、それ以外に関しては不器用なのか、わりとダメダメなクズ男です。でもどこかセクシーな雄臭さ がなんとも言えず良いのです!

夜のボクシングジムの前でいきなり「今度、どっか行こう。嫌か」と誘っておいて、軽トラで待ち合わせ場所に現れる・・・だなんて展開、一般的な恋愛ドラマではマイナス評価が付きそうですが、新井浩文がやるとカッコいいんです!

しかし、一子と狩野の関係を便宜上「恋人」と表現はしましたが、はたして2人は「恋人」なのか・・・と首をひねってしまうような、なんとなく始まってなんとなく終わってしまう関係は妙にリアルでした。

脇役陣も何気にすごい

安藤サクラと新井浩文の2人を除くと、キャストのクレジットに並ぶのはあまり聞いたことがないような名前ばかり・・・?

いえいえ、確かに名前だけでは分かりませんが、顔を見たら「あ!あの人だ!」と思うような、ドラマ・映画界の名脇役俳優さん達が多数出演されていて、脇役俳優フリークにはたまらない作品となっております。

登場人物/キャスト

斎藤一子(いちこ)

32歳無職。実家に引きこもり、家事や家業の弁当屋の手伝いもせずにゲーム三昧の自堕落な生活を送る。
妹の二三子と喧嘩が絶えないため母の佳子に追い出され、百円ショップに勤めながらアパートで一人暮らしを始める。無愛想で目つきが悪く、不器用。

演:安藤サクラ
1986年2月18日生まれ。東京都出身。
父は俳優の奥田瑛二、母はエッセイストの安藤和津、姉は映画監督の安藤桃子という芸能一家に生まれる。
2007年、21歳の時に父・奥田瑛二が監督した映画「風の外側」に、降板した主演女優の代役としてデビュー。その後、「愛のむきだし」(2009年)、「かぞくのくに」(2013年)や、第71回カンヌ国際映画祭パルム・ドール(最高賞)を獲得した「万引き家族」(2018年)といった話題作に多数出演。その演技力は国内外で高い評価を受け、2015年には「百円の恋」で第39回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞を受賞。

2012年に同じく芸能一家出身の俳優・柄本佑と結婚。2016年3月に長女を出産。

2018年10月スタートのNHK連続テレビ小説「まんぷく」の主演・立花福子役に抜擢。

狩野祐二

一子の実家と100円ショップの間にある青木ボクシングジムで練習に励むボクサー。
100円ショップの常連客で、いつもバナナだけを大量に買っていくため、店員たちから陰で「バナナマン」と呼ばれている。口数が少なく、ぶっきらぼう。

演:新井浩文
1979年1月18日生まれ。青森県弘前市出身。
2001年、映画「GO」でデビュー。松田龍平とのW主演した映画「青い春」(2002年)での演技が高く評価され、高崎映画祭・最優秀新人男優賞を受賞。
デビュー当初は181cmの長身と強面とからアウトローな役を多く演じていたが、近年は「目が死んでいる系俳優」の筆頭格として、映画やテレビドラマでシリアスな役からコミカルな役まで大活躍している。

一子の家族

斎藤二三子(さいとうふみこ):早織
一子の妹。夫と離婚し、息子の太郎を連れて実家に出戻ってきたばかり。一子と違って家業の弁当屋の手伝いをしている。
親のすねをかじってだらしない生活をしている姉に苛立ち、顔を合わせるたびに文句を言っている。

斎藤佳子:稲川実代子
一子の母。自宅の一階にある店舗で弁当屋を営んでいる。
働きもせず引きこもる一子に悩みながらも、身の回りの世話や金銭的援助などして甘やかしていたが、二三子が出戻って来たことを機にまとまった金を渡して一子をひとり暮らしさせる。

斎藤孝夫:伊藤洋三郎
一子の父親。いつも自転車にのってふらふらしている。存在感が薄く頼りない存在。

太郎
二三子の息子。小学生。一子のゲーム仲間。学校でいじめられている様子。

100円ショップ「百円生活」

住宅街の中にある24時間営業のコンビニ風100円ショップ。食品から雑貨まで幅広く取り扱う。
深夜は時給1200円。

岡野淳:宇野祥平
チェーン店である100円ショップの雇われ店長。腰が低く、誰に対しても敬語。過重労働でかなり疲れている。

佐田和弘(さだ):沖田裕樹
100円ショップの本部社員。ネチネチした嫌味な言動で店員たちから嫌われている。

野間明(のま):坂田聡
100円ショップの店員。44歳。店長の岡野より勤務年数が長いベテラン。
おしゃべりで仕事中ずっとしゃべっており、初日から一子に馴れ馴れしく接してくる。

西村:吉村界人
100円ショップの店員。「マジっすか?」が口癖。

池内敏子(いけうち):根岸季衣
100円ショップの元店員。レジから金を盗んでクビになった。
毎日のように廃棄の食品を盗みに訪れる。

青木ボクシングジム

会長:重松収
狩野が所属する事務の会長。
プロを目指すボクサーからダイエット目的の女性まで手広く受け入れている。

小林:松浦慎一郎
青木ジムのトレーナー。初心者にも丁寧に指導する。

Huluで配信中の安藤サクラ出演作品

《映画》
愛と誠(2012年)
きいろいゾウ(2013年)
家路(2014年)
百円の恋(2014年)
ディアスポリス -DIRTY YELLOW BOYS-(2016年)

《ドラマ》
贖罪(2012年)
ゆとりですがなにか(2016年)

Huluは今なら2週間無料で見放題!今すぐ無料視聴!

今だけ2週間無料キャンペーン中! 登録はわずか3分でスマフォからでも見れます!
お申込みは↓↓↓をクリック
まずは2週間無料でおためしはこちら
※紹介している作品は、掲載時の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は Hulu の公式ホームページにてご確認ください