愛と成長の物語「おおかみこどもの雨と雪」huluで配信中!


「おおかみこどもの雨と雪」は、スタジオ地図製作。

細田守監督の長編オリジナルアニメーション映画の2作目。

大学生のが恋した相手は「おおかみおとこ」だった。
彼との間に生まれた「おおかみこども」の姉弟が、
成長して自立していくまでの13年間を描いた感動のストーリー。

hulu配信状況

「おおかみこどもの雨と雪」1時間58分 (2012年公開)

細田守監督の関連作品

デジモンアドベンチャー(1999年)
デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム(2000年)
時をかける少女(2006年)
サマーウォーズ(2009年)
バケモノの子(2015年)
未来のミライ・特別映像集(2018年)

制作スタッフ

原作・監督:細田守
脚本:細田守、奥寺佐渡子
キャラクターデザイン:貞本義行
作画監督:山下高明
音楽:高木正勝

主題歌

「おかあさんの唄」
唄:アン・サリー
作詞:細田守 / 作曲:高木正勝

あらすじ

花は国立大学に通うちょっと変わった大学生。
初夏のある
日、教室で熱心に授業を聞く、どこか陰のある男に出会う。
教科書も持たず、ひたすらにノートをとるその姿に惹かれ、一瞬で恋に落ちた。

彼の事を少しずつ知り、ともに暮らす未来を夢見るようになるが、
ある時彼の真の姿を知ることになる。

おとぎ話のようだけど本当の話。
彼は、「おおかみおとこ」だったのです・・・

映画を見た感想

「おおかみこどもの雨と雪」。
タイトルからしてファンタジー感ばりばりだけど、
実際はそんなふわふわした優しい世界のお話ではない。

もっと痛くて、生々しくて。

だからこそキラキラ輝いて見える。

そんな本作の魅力にせまっていきましょう!

子供向けのアニメ映画ではない

この作品は子供が喜ぶようなドキドキわくわくする内容ではない。

細田守監督といえば、
時をかける少女」が真っ先に思い浮かぶけど、
時かけ」は高校生の甘酸っぱい初恋や友情、
思春期ならではの悩みなんかが物語の主軸にありました。

おそらく、高校生のカップルや、
その頃の空気感を懐かしく思う世代にターゲットをあてて作られたのだと思います。
(かく言う私も大好きでした。)

でも「おおかみこどもの雨と雪」は、おそらく、
父親・母親世代である誰かに向けた大人向けの作品

シングルで子育てしている方が見たら目を背けたくなるかもしれない…
そう思うほど生々しく、痛烈で、
下手したらファンタジーよりドキュメンタリー寄りなんじゃないかとすら思えて、
苦笑いしてしまいました。

これは花(母親)の成長ストーリー

全編をとおして、家族愛が描かれている今作。

親と子の絆の物語…。
一見普遍的なテーマですね。

でも、この物語で私がいちばん注目したいのは、雨や雪じゃない。

なによりヒロインである花です。

「親が子供を育てる」んじゃない。
「子供に親が育てられ」て、一緒に成長していくんだと。
そして周りの環境が、盲目的な親の目を開かせることもあるのだと。

そう気づかされたんです。

優しい母親=良い母親ではない

花は、雨と雪にとって、誰よりも信頼できる、優しくて大好きな母親。

でも、彼女は、良い母親ではないのかもしれない。
初見でこの作品に触れたとき、そう思った。

意図せず妊娠、大学を辞めて、出産を決意した花は、
病院にも通わず、助産師さんにも頼らず、
独学で自宅出産することを選びます。

母親として、子供を守りたかったんでしょう。

それはよく分かる。

確かに自然な出産ではないし、
おおかみの姿で産まれる危険を考えたら、
秘密裏に行動せざるを得なかったと思うから。

でも、誰に頼ることもせず、
子供達を隠して生きていくことを選んだ彼女は、
あまりにも幼く。あまりにも世間知らずに映って。

もう少しやり方があったのではないかな、と、苦しくなりました。

原作本を読んで知る花のバックグラウンド

ただ、原作小説を読んで、
花が何故その選択肢を選んだのかが分かったんです。

(ここからは、小説と映画を見た上で知った、
花のバックグラウンドを、私の
想像も交えつつ紹介します)

父子家庭で育った

母親のことはよく知らないけど、大好きな父親がいたから平気だった。

父親は花に教えてくれた。

「健気に咲く花のようにいつも笑っていなさい」
「辛くても笑っていれば何事もうまくいく」
と。

それが花と名付けられた由来だった。
誇らしかったし、生きる指針だった。

病に伏せた父親の隣で必死に受験勉強し、家事をこなしながら、
花は笑顔をたやさない。

そんな娘を父親も誇りに感じていた。

やがて大学受験より前に父親が他界

大好きな父親の葬儀でも、花は笑っていた。

こんな時でも静かに微笑み続ける彼女に、
親族たちは不謹慎だ、と罵声をあびせた。
どこかおかしいんじゃないか」と。

そのことが、彼女と親族たちとの溝を深め、
やがて彼女は1人になる。

頼る人もない。

しかし彼女は微笑みをたやさなかった。

奨学金で大学に入り、バイトをして生計をたてた。

心を許せる友達もいない。
孤独だった

そして出会う。

同じように孤独であったに。

…そう。つまり花は、常に笑っていることで自分を保っていたんですね。

辛くても、苦しくても、けっして根を上げない。
誰にも頼らない。頼り方をしらない。
それが彼女自身と、父親のためだったから。

このことが分かってから、花にたいする見方が180度かわりました。

人生観を変えた韮崎のおじいちゃんの言葉

私が大好きなシーンのひとつに、
花と韮崎のおじいちゃんのやりとりがあります。

本を読んで田畑を耕して肥料を与えても、ちっとも成長しない野菜たち。

内心は焦りながらも、いつものように静かに笑い続ける花に、
韮崎のおじいちゃんが放った言葉。


「笑うな。」


「えっ!?」


「笑っていたら、何もできないぞ」

おそらく目から鱗が落ちたでしょう。

父親の教えとは真逆の言葉
人生経験が豊富な大先輩の重い言葉

この言葉をきっかけに、花は知ります。

笑いながら一人で頑張っても、成し得ないことがある、と。

時には「辛いです!助けてください!教えてください!」と、
手を伸ばすことが必要なんだと。

徐々に変わっていく花を見ていて、
これでもう大丈夫だ」と、胸が熱くなった。

花はきっとこれから、もっと自然に笑えるようになるって。
(出来れば、その隣には、彼にいて欲しかったなあ…ぐすん。)

子供達の分岐点

花が成長するように、雨と雪も成長します。
それはもう、子供ですからね。
すさまじいスピードです。

そうして心も体も成長していくなかで、

「人間として、社会に揉まれて生きる」のか。

または、

「狼として、森で生きていくのか」を選択することになる2人。

分岐点だったのは、
雪にとっては草平で、雨にとっては先生だったんだろう。

子供達が見つけた未来も、涙無くしては見られません。

まだこの作品に触れたことがない皆様。
ぜひ、花の生きてきた世界を知り、
生きていく世界を見届けてあげてください!

おすすめの大人向けアニメーション映画です。

登場人物/キャスト


花(はな)/声:宮崎あおい

父子家庭で育ち、高校生の時に天涯孤独の身となる。
父の言いつけを守り、いつも笑顔を絶やさないが、
あまり人に心を開けないためか友達は少ない。
大学で彼と恋に落ちて以降、彼と、そして子供たちのために奮闘する。

 


彼(かれ)/正体:おおかみおとこ/声:大沢たかお

本名は不明。雨と雪が生まれるまでは「おおかみおとこ」の最後の一人だった。
寡黙でミステリアスな雰囲気だが、実は誠実でとても優しい。
街で運送ドライバーとして働く一方、
花の通う大学に忍び込み、こっそり勉強を続けていた。

 


雪(ゆき)/少女期の声:黒木華 /幼年期の声:大野百花

本作の語り部である少女。花と彼の長女で「おおかみこども」。
幼少期はとにかく明るく騒がしく、野性的な元気な子供だったが、
小学校に通いだしてからは、徐々に淑やかな少女へと成長していく。
大好きな弟が変わっていくことが許せない。

 


雨(あめ)/少年期の声:西井幸人/幼年期の声:加部亜門

花と彼の長男で「おおかみこども」。雪の弟。
幼少期はひ弱で内向的な性格だったため、いつもおどおどとしていたが、
成長していくにつれて狼としての本能が目覚めはじめる。
人間として順応していく姉を受け入れられない。

 


藤井草平(ふじいそうへい)/声:平岡拓真

雪が人間として生きていくきっかけを作った。
(彼らにとってはお互いが初恋の相手だったのだろうか?)
自らも家庭に問題を抱えているが、
ひたすらまっすぐで正直な少年。

 


韮崎のおじいちゃん(にらさきのおじいちゃん)/声:菅原文太

面白半分で都会から田舎に移り住んでくる若者が嫌い。
頑固で厳しい性格で、当初は花一家にも冷たく接する。
しかし本当は、情に厚い素敵なおじいちゃん。

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