2002年に原作・鈴木光司、監督・中田秀夫で映画化される。

(原作タイトルは「浮遊する水」)

「リング」で大ブームを起こした原作者と監督のコンビが再びタッグを組んだことで話題になり大ヒット。

2005年にはハリウッドリメイク版の「ダーク・ウォーター」も制作された。

■主題歌 スガシカオ「青空」

huluの配信状況:配信あり(2018年8月調べ)1時間42分 (2002年公開)

あらすじ

松原淑美は離婚調停中だ。
別れた夫とは、一人娘・郁子の親権争いのため、日々苦い顔を突き合わせている。
そんな中、生活を立て直そうと、新しい家と仕事を探す母娘だったが、
引っ越した先のマンションは日当たりが最悪。管理人は適当。
あげく天井からの水漏れや、上階から鳴り響く子供の足音に悩まされることに。

それでも「愛する娘のため」と、ぎりぎりの神経をすり減らしながら頑張る彼女だったが、
やがて。郁子がどこからか持ち主不明の子供用バッグを拾ってきたことをきっかけに、
物語は悲しい結末へ向けて動き出す…。

「仄暗い水の底から」注目ポイント

作中で気になった点、皆さんに見て欲しいポイントや、紹介したい事柄をまとめました。

ホラー初主演の黒木瞳のカメレオンっぷりがすごい

主演の黒木瞳は、圧倒的美人でスタイルも抜群。(さすが元タカラジェンヌ!)
本来ならあふれ出るカリスマオーラで現場を圧倒しまくるはずの彼女が、
びっくりするほど地味な主婦を見事に演じ切っている。

すごい。作風や、周りのどよどよした空気にこうもなじむなんて。
まるでカメレオンだ。
しっかり見ればちゃんと美人なのに不幸せ感がすごい。

勿論そこはプロのメイク力もあるのだろうけど、
おどおどと自信なさげに絞り出される発声、その所作は、
見ていて心配になるほど。

母は強し!であるはずなのに、
後半の巻き返しまでは、
ただひたすらに「お、おかあさん…大丈夫??」とドキドキさせられた。

娘役・菅野莉央の経歴と今後

今作では黒木瞳の娘、郁子を健気に演じた菅野莉央

今では24歳の立派なレディーであるが、(2018年現在)
子役として、錚々たる女優陣の幼少期を演じてきたことでも知られている。

代表作として今作『仄暗い水の底から』では水川あさみ。
2003年『ジョゼと虎と魚たち』では池脇千鶴。
2004年『世界の中心で、愛をさけぶ』では柴咲コウ。
2007年『茶々 天涯の貴妃』では和央ようかの幼少期を、
それぞれ好演している。(しかもどの役も違和感がないから素晴らしい)

子役から脱皮した後も、
『悪の教典』(2012年)『生贄のジレンマ』(2013年)など、
ホラー作品へ多数出演しているのだが、
彼女の武器はなんといっても一度見たら忘れられないその印象的な瞳。
子役時代から培った芝居を生かし、
これからもどんどんホラー作品へ出演して頂きたいものですな。うんうん。

映画を見た感想

実際に見た上で感じた、特に賛否が別れるラストシーンに関して、率直な気持ちを伝えたいと思う。

タイトルの重要性

まず印象的なのはタイトルね。「仄暗い水の底から」。

この、≪仄暗い≫という表現がとてつもなく日本的で、
たまらなく好きだ。

邦画ホラーの強みは、じめじめとした嫌~な空気感と、
背筋が凍るような女幽霊の(地味なのに)際立つ存在感にあると思うのだけど。

今作はまさにその、じめっと纏わりつくような気持ち悪さを上手に撮っていて、
タイトルにすらその雰囲気が現れているっていうんだから天晴れ。

「仄暗い」なんて情緒ある言葉、そうそう使わないもんね!
庶民はストレートに「薄暗い」!「なんか暗い」!!

でも、「薄暗い水の底から」じゃ陰湿な不気味さは伝わってこないし、
「なんか暗い水の底から」は…。ごめん。これもうコメディだな。

やっぱり雰囲気重視のホラー映画にとって、タイトルって大事だと実感した。

(分かったか!「貞子VS伽椰子」!…って私は大好きだけどな!!!)

ラストは賛否両論

物語の元凶である幽霊・美津子から娘を遠ざけるため、
最後の最後に立ち上がった母親の姿は、涙なくしては語れない。

でもその“泣かせシーン”が、
単純に「リング」のようなホラーを求めていた人たちからは、
嫌厭されたようだ。

個人的には、ホラーはひたすらにホラーであって欲しいし、
怖ければ怖いほど良い派なのだけど、
物語に深みを与えるための“泣き”はありだと思う。
それが突き抜けることで、「REC3」のような名作になることもあるしね。

まあ、娘のことをそれまでずっと「郁ちゃん」と呼んでいた淑美が、
母をもとめて差し出された両手を拒むように叫ぶ「郁子!」の声に、
胸があつくなって泣いてしまった以上、
認めざるを得ないかなぁ…と。ははは。

最後は自らが幽霊・美津子の母親になる決心をする淑美。
それは単なる自己犠牲とは違う気がした。

愛する娘を守ろうという強い想いの中に、
おそらく実の母親からネグレクトされたのちに亡くなった、
娘と同い年の少女への同情にも似た一種の母性愛がそこにはあったのではないか。

「私はあなたのママじゃないの!」からの、
「私がママよ」は、悔しいけど号泣必至でした。ママぁ…!!!!

散りばめられた邦画ホラーらしさ!ここが怖い!

やはり洋画にはない、邦画ホラーだからこその、どこかジメッとした怖さ。
ちょっとおちゃらけて書いていますが、ほんとに怖かったんです……。

絶妙に古いアパート


よく見つけてくるなっていうくらい絶妙に古い建物!
いつ止まるか分からないエレベーターは白黒の監視カメラがついていて、
いかにも「はーい、ここで幽霊さん見切れまーす」と言わんばかり。
部屋に足を踏み入れれば、昼間なのにどんより暗い…

でも、まあ、頑張れば住めなくはないかも…っていう、
そんなギリギリのラインを上手に攻めてくるロケーション。
私だったら…正直住みたくはないなぁ…

天井の染み


日ごと大きく、黒く広がっていく天井の染み。
しかし、そのことを訴えても「知らず存ぜぬ」な管理人。

いや、上の住人に早々にコンタクトとろうよ。
水滴がんがん落ちてきてるっちゅーねん!

怖い。確かに怖い。

まったく対応してくれない 管 理 人 が な !

電柱に張られた捜索チラシ


「この子を探しています」って。

この写真!

絶 対 探 す 気 な い だ ろ !!!!

なんか全体的にボヤっとしてるよ!
目なんか完全に霞がかってるよ!
日本人は目を見て表情を読む民族なのよ!
ナメルンジャないわよ!コワいわ!コワすぎるわ!

登場人物/キャスト


役:松原淑美(演:黒木瞳)(幼児期:碇由貴子)

もともとはやり手のキャリアウーマンだったが、
愛する夫との子供をもつため専業主婦に。
しかし夫との仲は次第に冷え切り、現在は離婚調停中。
一人娘・郁子の親権争いに翻弄されながらも、新しい仕事と家探しに励む。


役:浜田邦夫(演:小日向文世)

妻、淑美への愛情はなくなってしまったものの、
娘への愛情はきちんと持ち合わせている。
親権を望むばかりに、淑美の通院歴などを暴露したりと冷徹な一面も。
ヘビースモーカー。


役:松原(浜田)郁子(演:水川あさみ)(幼児期:菅野莉央)

母親のことが大好きだが、父親のことも大切に思っている。
幼いながらに(5歳)周りにきちんと気を配れる良い子。
引っ越したアパートの屋上で、子供用のバッグを手にした時から、
少しずつ彼女の中で何かが変わり始める。


役:岸田(演:小木茂光)

郁子の親権を得るため、淑美が雇った優秀な弁護士。
ヒステリックになる淑美をなだめ、励ます。
この映画唯一のしっかりした大人。
彼の頑張りは…報われる…のか??


役:神谷(演:谷津勲)

アパートの住み込み管理人。
とにかく使えない。やる気がない。
掃除もしなければクレーム対応もどこ吹く風。

「天井から水漏れですか…一応日誌つけておきます

…えっ。日誌!?それだけ!?

そんなんじゃ絶対許さないよ!!??

しかし、どこかで見たことある役者さんだなーって思ったら!
「呪怨」のいないいないばあ~おじいちゃんじゃないか!
むむ。……許すっっ!(笑)

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