歌丸師匠の前半生を描く「BS笑点ドラマスペシャル 桂歌丸」をHuluで見た感想

2018年7月2日に惜しまれながらこの世を去った落語家・桂歌丸師匠の若き日々を描いたドラマ「BS笑点ドラマスペシャル 桂歌丸」はHuluで配信中です。(2018年7月17日現在)

「BS笑点ドラマスペシャル 桂歌丸」公式サイト:http://www.bs4.jp/sho-ten_dramasp/

「BS笑点ドラマスペシャル 桂歌丸」をHuluで見た感想

2017年10月9日BS日テレで放送。1時間37分。

2017年に50周年を迎えた国民的長寿番組「笑点」。
日曜日の夕方のお茶の間に笑いを届け愛され続けるこの番組に第一回放送から出演し、2007年からは司会として番組の顔を務めた落語家・桂歌丸の知られざる前半生を完全ドラマ化!

老いも若きも関係なく多くの人を「まんべんな~く」落語で笑わせたい!と思い続けてきた「クソ馬鹿真面目」な落語家・桂歌丸師匠の原点に迫るアットホームなドラマです。

スタッフ

脚本:寺田敏雄
演出:雨宮望

あらすじ

昭和21年。横浜中区真金町。遊郭「富士楼」を経営する祖母・タネ(泉ピン子)の元で育った10歳の少年・椎名巌(しいな いわお:森岡大星)=後の桂 歌丸。
巌は「男も女も子供もみんなまんべんなく笑っている落語が好きだ」という祖母の影響で「落語家になる」という夢を抱いていた。

15歳になった巌(尾上松也)は遠い親戚の知り合いである落語家・5代目古今亭今輔(笹野高史)に弟子入りし、「古今亭今児(ここんてい いまじ)」と名付けられる。
入門してすぐは見習いとして師匠の元で雑事雑用をこなす日々。そんな中でも師匠からの言葉を聞き逃すまいと必死に喰らいつく今児は、その練習熱心すぎる点を師匠から「クソ馬鹿真面目」と評されるようになる。

そんな今児を祖母のタネと共に見守るのは、近所釣舟屋の一人娘で4歳年上の幼馴染・冨士子(水川あさみ)だった・・・

みどころ

知られざる歌丸師匠の前半生に迫る

1966年5月に放映開始し、2017年で50周年を迎えた国民的長寿番組「笑点」。その第一回からレギュラーとして出演し続けていたのが落語家・桂歌丸師匠です。

多くの方々にとって日曜夕方には会える顔として、日本中の老若男女から愛された笑いの大ベテラン・歌丸さんですが、若い頃は二つ目から真打に上がれないという苦労の時代があったとか・・・

そんな歌丸師匠の落語に目覚めた少年時代から、なかなか芸が認められず荒れていた若手時代を経て「笑点」レギュラーに大抜擢されるまでの今まで語られてこなかった波乱の前半生に迫ります。

歌舞伎界のプリンス尾上松也が歌丸師匠を熱演

そんな若き日の歌丸師匠を演じたのは、歌舞伎俳優・二代目尾上松也さん。
2017年は大河ドラマ「おんな城主 直虎」 今川氏真役や初主演ドラマ「さぼリーマン甘太朗」が話題になった歌舞伎界のプリンスが落語家役に初挑戦!
落語は歌丸師匠の弟子のひとりでもある友人・桂枝太郎さんに教わったというだけあり、なかなかの話しぶりで、涼やかな容貌とよく通る声で朗々と一席演じる姿はとても素敵でした。

恐妻・冨士子とのなれそめも紹介!

「一度でいいから見てみたい女房がへそくり隠すとこ。歌丸です」のフレーズでも知られ、「笑点」の大喜利コーナーの中で「恐妻」の代名詞として名前が何度も挙がってきた歌丸師匠の奥様、冨士子さん。

冨士子さんは歌丸師匠の落語家の仕事には基本的にノータッチで表舞台に出る事はほとんどなく、「恐妻」イメージが独り歩きしするばかりでその実像は長らく謎に包まれてきていました。

しかし、「BS笑点ドラマスペシャル 桂歌丸」では、幼馴染だった歌丸師匠と冨士子夫人が結婚に至るまでのロマンスにスポットを当て、そして結婚後、一人娘の麻子さんを育てながら夫を献身的に支える姿も描かれています。

個人的に熱くなったのは、ある事件がきっかけで冨士子さんが虎の子のへそくりを出してくるシーンです!あの「女房のへそくり」はそんなところに隠していたのか!と細かいところに思わず感動してしまいました。

昭和の落語界のスター達も登場!

昭和20年代から40年代のお笑いは落語が主流。若い方々も名前は聞いたことがある!と思われるような数々の落語スターが誕生した時代でもあります。

「BS笑点ドラマスペシャル 桂歌丸」では若手俳優陣が立川談志、林家三平、三遊亭小圓遊、三遊亭圓楽を熱演!どなたも各師匠の特徴をしっかり掴んでおり、懐かしい昭和の落語界の空気感を再現されています。

現役笑点メンバーもこっそり出演!

冒頭で桂歌丸師匠ご本人が出演し、まさにドラマの枕を飾った「BS笑点ドラマスペシャル 桂歌丸」ですが、実はこっそり?他の現役笑点メンバーもご出演されています。
皆さんストーリーにまったく絡んでこないど直球の脇役なのですが、何しろ個性の強い方々ですのでしっかりと目立ってしまっています。どのシーンで登場するか、ぜひぜひ探してみて下さい。

登場人物/キャスト

桂歌丸(かつら うたまる)

演:尾上松也、森岡大星(10歳)
本名・椎名巌(しいないわお)。昭和11(1936)年、横浜市真金町に生まれる。
幼くして父と死別し母も家を出たため、真金町の遊郭「富士楼」の女主人である祖母に育てられる。
落語が好きだった祖母の影響で落語家を目指すようになり、1951年(昭和26年)に中学3年生で五代目古今亭今輔に弟子入り。 「古今亭今児(ここんてい いまじ)」を名乗るようになる。
その後、不遇の時代をすごしたのち、今輔門下から兄弟子・4代目桂米丸門下へ移籍。「桂米坊(かつら よねぼう)」に改名したが、1964年(昭和39年)に「桂歌丸」に再改名。

日本テレビの演芸番組「笑点」の放送開始から大喜利メンバーとして出演し大活躍。2006年(平成18年)から2016年(平成28年)まで5代目司会者を務める。勇退後も病の身を押して「笑点」終身名誉司会者を務め、落語芸術協会5代目会長として落語界の発展に尽力し続ける。
2018年7月2日11時43分、慢性閉塞性肺疾患のため、横浜市内の病院で死去。81歳没。

歌丸の親族

椎名冨士子(しいなふじこ):水川あさみ
旧姓・白岩。「富士楼」の近所の釣舟屋の娘で、歌丸の4歳年上の幼馴染。
幼い頃から家族ぐるみで椎名家と付き合いがあり、何かと巌の世話を焼く。

結婚後は巌を影ながら支え表舞台に立つことはほとんどなく、「笑点」では謎のベールに包まれた恐妻キャラとしてネタにされていた。

椎名タネ:泉ピン子
巌=歌丸の祖母。真金町の遊郭「富士楼」の女主人。「真金町三人ばばあ」に名を連ねる女傑。
巌を女手一つで厳しく育てる。

菊池三佐江(きくち みさえ):桜井日奈子
冨士子の従姉妹。大阪から上京し、冨士子の家の釣舟屋を手伝うようになる。

白岩ハツ(しらいわ はつ):藤田弓子
冨士子の母。鳴かず飛ばずの歌丸の元に嫁いて苦労する冨士子を温かく見守る。

古今亭一門

5代目古今亭今輔(ここんてい いますけ):笹野高史
歌丸の最初の師匠。前座名・古今亭今児(ここんてい いまじ)を授ける。
練習熱心すぎる歌丸を「くそ馬鹿真面目」と評する。

桂米丸(かつら よねまる):渡辺いっけい
歌丸の2人目の師匠。弟子に対して稽古を付けず、歌丸(当時は米坊)を鞄持ち兼作家として扱う。

古今亭伸輔(ここんてい のぶすけ):水橋研二
古今亭金太郎(ここんてい きんたろう):菅裕輔
古今亭千代輔(ここんてい ちよすけ):鈴木勝大
今輔門下の兄弟子たち。

古今亭米五郎(ここんてい よねごろう):柳下大
今輔門下の弟弟子。なかなか芽の出ない兄弟子・歌丸を慕って付き従う。

同時代の落語家たち

立川談志(たてかわ だんし):駿河太郎
歌丸より一つ年長の落語家。不世出の天才と評判で、大名跡である7代目立川談志を襲名する。
「笑点」の初代司会者。

林家三平(はやしや さんぺい):中尾明慶
異例の速さで真打に昇進した落語界の寵児。
現笑点レギュラー・2代目林家三平の父。

三遊亭金遊(さんゆうてい きんゆう):松尾諭
歌丸の一つ年下の落語家。歌丸の盟友。共に「笑点」に出演。
後に4代目三遊亭小圓遊を襲名する。

5代目三遊亭圓楽(さんゆうてい えんらく):谷原章介
歌丸より4歳年長の落語家。端正な顔立ちから「星の王子さま」の愛称で親しまれた人気の若手。
「笑点」4代目司会者。

本家「笑点」もHuluで配信中!

毎週日曜日夕方5時30分から日本テレビ系列で放映中の「笑点」はHuluで見逃し配信中です。
2018年7月17日現在。2017年放映分から直近の放送分まで併せて49回分のエピソードが配信されています。

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※紹介している作品は、掲載時の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は Hulu の公式ホームページにてご確認ください