映画「イット・フォローズ」(R15+指定)は、当初、映画館4館のみでの公開予定でした。
が!!
そのあまりにも恐ろしい内容と奇抜な展開から口コミで広がり、
急遽1600館で拡大上演されるという快挙を達成しました。

本作がデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督のデビュー2作目であるにも関わらず、
クエンティン・タランティーノ監督やイーライ・ロス監督も絶賛。
2015年のベストホラー映画だ!と太鼓判をおしたほど。

後に、タイム社が発行する雑誌「Entertainment Weekly」にて、
「2015年度の映画ベスト10」の、第10位に選ばれると、
同じく雑誌「Rolling Stone」でも「2015年のホラー映画ベスト10」の第1位を獲得。

・2014年5月17日、カンヌ国際映画祭「批評家週間部門」にて初上映
・2015年3月13日、アメリカにて一般上映開始
・2016年7月6日、ブルーレイ&DVDリリース

hulu配信状況

・huluでは字幕版、吹替え版が配信中(2018/6/7現在)
・1時間40分

あらすじ

19歳になったばかりの女子高生ジェイは恋をしていた。
街を共に歩けば「美男美女」と噂されるほどの完璧なボーイフレンド。
少しずつ距離を縮めていた二人だったが、
その日、少し焦ったように抱きしめられたまま一夜をともにする。

夢のようなひと時に、これから始まる何かに期待するジェイだったが、
一転。
気がつくと下着姿で拘束されていた。

「 《そ れ》 に 殺 さ れ る 前 に 誰 か に う つ せ 」

謎の言葉と、忍び寄る恐怖。
果たしてジェイは、《それ》から無事逃げ切ることが出来るのか…

登場人物/キャスト


役:ジェイ(Jay)

演:マイカ・モンロー(Maika Monroe)声:白石涼子
本作のヒロイン。誰もが認める美少女で人気者。
母親との距離を感じているが、妹とは仲良し。
イケメンのヒューに恋をしている。


役:ケリー(Kelly)

演:リリー・セーペ(Lili Sepe)声:折井あゆみ
ジェイの妹。
完璧な姉に対してコンプレックスをもっている。
タバコを吸ったり夜更かししたりと、悪びれたいお年頃。


役:ポール(Paul)

演:キーア・ギルクリスト(Keir Gilchrist)声:河西健吾
真面目で賢いオタク少年。
ケリー、ヤラと三人で行動することが多い。
実はずっと前からジェイに恋している。


役:ヤラ(Yara)

演:オリヴィア・ルッカルディ(Olivia Luccardi)声:松本沙羅
ケリーとポールの親友。
自由奔放でいつもマイペース。
大きな黒縁眼鏡がトレードマーク。


役:グレッグ(Greg)

演:ダニエル・ゾヴァット(Daniel Zovatto)声:福山潤
学園内でもわりと有名なチャラ男。
ジェイ&ケリー姉妹の向かいの家に住んでいる。
一時、ジェイと恋仲になっていたが…


役:ヒュー/ジェフ(Hugh/Jeff)

演:ジェイク・ウィアリー(Jake Weary)声:柳田淳一
ジェイとデートを重ねていたイケメン君。
しかし、家には招待してくれなかったり、
突然顔色を変えて帰ったりと、秘密を抱えている様子。

セックスで呪いを回避

低予算ながらも、そのあまりにも突飛な設定と、斬新な切り口で話題となった本作。

【死にたくなかったら相手にも同じことをして呪いをうつせ】…なんて、

いわゆる不幸の手紙やチェーンメールなんかと同じ手法。

リングシリーズも呪いのビデオから呪いの動画サイトに変化したり、
時代とともに拡散の仕方も呪いの解き方も変化しています。

でも散々使いまわされたネタですし、

はっきり言ってもうお腹いっぱいですよね。

しかーし!!

呪いをうつす方法がセックスとなると、話が変わってきます(真顔)

なんか、新しい!!

っていうか、全力で笑いを取りに来ているのかと思うほどの清々しさ。
うん。私、そういうの嫌いじゃないよ!!笑

《それ》に関するルール

①《それ》は、セックスすることで人にうつすことが出来る
②《それ》は、うつした相手が死ぬと自分のもとに戻ってくる
③《それ》は、姿を変えることが出来る
④《それ》は、うつされたものにしか見えない
⑤《それ》は、ゆっくり歩いて近づいてくる
⑥《それ》に捕まると、必ず死ぬ

《それ》は、絶対に憑いてくる

この作品が一見ネタのようで、それなのにどうしようもなく恐ろしいのは、
《それ》が、幽霊やオバケのように固定の姿で現れないからでしょう。

《それ》は時に半裸の女性、白髪のおばあさん、異様に背の高い男、幼い少年、
はたまたよく知っている誰か…とにかく色々な姿で現れます。

誰が!《それ》か!分からない!

そのことは、《それ》に追い回されることになるヒロイン達と同じように、
視聴者である我々をも恐怖させるんですね。

通行人すら恐ろしい!

本来なら、役名すら与えられていない「通行人A」のようなエキストラ。
そんなモブキャラくんがチラリと画面の端に写ったって、それはもはや風景の一部。
他の作品であったなら、我々は彼らに目もくれないはずなんです。

でも今作では、そのモブキャラくんがとてつもなく怖いんですよ!

「うわ。あの男の子…こっちに向かって歩いてくる!《それ》じゃない!?」
「ぅわあああヒロイン気がついてない!来てるよ!歩いてきてるよ!」
「ぎゃああ!すぐそこまで来たあああ・・・て。あれ?通り過ぎた(ポカーン)」みたいな。

悔しいかな監督の仕掛けた罠にあっさりと嵌められちゃう訳です。
イット・フォローズの世界に否応なしに引きずり込まれちゃうんですね。

それは洋画なのに、まるで邦画のような、
じわりと汗ばむような恐怖の罠で。

これは完全に設定の勝利だなぁ。と、思わず拍手したい気分になりました。

人を欺け!《それ》の七変化!

ただ、怖いのだけど、ところどころぶっとんでいるから、
ワハハと笑ってしまうシーンもあるんです。
その最たるものが、実は《それ》のシュールな登場シーンにあったりするので、
ご紹介しますね!(恐怖と笑いは本当に紙一重だわ…)


全裸のお姉さん+靴(←変態)

砂利道を歩く役者さんへの配慮か、全裸なのに靴だけはしっかり履いている。
どう見ても。ただの変態プレイ…(こそり



片乳ぽろりちゃん

何やらこぼしたり溢れさせたりしながら近づいてくる人。
顔がとりあえずジャンキーチックです。怖いです。



進撃の巨人的おにいさん
扉を開けてもらわないと部屋に入れないからヤラちゃんをこっそりストーキング。
男性の姿なら受け入れてもらえると思った?残念!



膝をしっかり安心サポートばあば
老婆でも!ネグリジェ姿でも!スルリと校内に侵入成功♡
膝にまいたサポーターが気になる…痛いのかしら、膝…



お友達にも変身するよ①偽ヤラ
物理攻撃が通用すると体をはって教えてくれたアラレちゃん…もとい偽ヤラちゃん。
殴られたり撃たれたりと散々です。友達?なのにね。



お友達にも変身するよ②偽ポール
今まで何をされても無表情を貫いてきたのに、
ここにきて感情をがっつり出しちゃったパターン。シャーッ!!と猫並みに威嚇しております。

 


屋根の上でドヤア立ちするおじさま(全裸)


・・・。

屋根の上で!ドヤア立ちする!おじさま(全裸)!!!


お判りいただけただろうか…

実はただただ、屋根の上の彼(全裸)を紹介したかっただけです。笑

私は彼に問いたい。


「い や お 前 ・・・な ぜ 登 っ た w w w 」

恐怖心を盛り上げる音楽は必聴

イット・フォローズの何が素晴らしいって、

設定、役者と色々あるけど、特筆すべきはやはり「音楽」
ここに触れない手はありません。

 

手がけたのは、ディザスターピース(Disasterpeace

長年ゲームミュージックの作曲を手掛けていたけど、

今作で初めて映画音楽を担当したらしいです。

 

彼が作り出す音は、ふいに日常に溶け込むような懐かしいメロディ。

なのにその日常をかき消すような不協和音が容赦なく飛び込んでくることで、

頭を掻きむしりたくなるような不安感に駆られます。

《それ》に追い詰められているときなんか、ただでさえ怖いのに、
その恐怖心をがんがん煽ってきます。がくぶる。


ホラー映画において音楽はこれほどまでに意味を持つのかと、

改めて考えさせられました。

(ちなみに余談ですが。私がホラー映画史上、最も震え上がった曲はオーメンのAve Sataniですw)

《それ》=「性病」ではない

「イット・フォローズ」を見た人は、
「この作品は何を伝えたいんだろう」と頭をひねることでしょう。


あれだけ引っ張っておいて、
最終的にすとんと腑に落ちるような回答は得られませんからね。


結局《それ》って何だったの?

あの終わり方は、つまりそういうこと?と、私も思いをめぐらせました。

《それ》の正体は?

一番単純な答えならば、
おそらく、《それ》「性病の恐怖を暗喩的に描いたもの」なのでしょう。

作中で、行為のあとジェイがおそるおそる自分の下着の中を覗き込むシーンがありますが、

セックスすることでうつる=死の病?エイズ?などとやはり連想してしまいます。

 

若い彼らが、その若さゆえに無謀な性交渉をもち、

不特定多数の相手に死の病を広げていく。

なんとも恐ろしい話ですね…。

 

しかし監督であるデヴィッド・ロバート・ミッチェルは、

のちにインタビューで、《それ》は性病とイコールではない、と断言しています。

また、「作品を作る上で何よりも大切なのは、全てを伝えない過ぎない事だった」と語っているんですね。

 

つまり、

 

おまえたちが導き出した答え、間違ってまーすw

でも、こっちからはヒントもなにもあーげないww

 

と、なんとも丸投げされた形になったのです。悔しい。

 

でもそれでいいのかもしれないな、とも思うのです。

こういった映画にはっきりとした答えを求めすぎる必要はないのかもしれない。と。

映画を見終わった後、自分なりに考察して、

二度も三度も見返しながら、それなりのふわりとした着地点を見出せばいい。


きっと、余韻が残るくらいが心地いいのだから。

さあ!あなたにとっての《それ》は、なあに?

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