凄惨な落ち武者伝説を巡るミステリー!昭和の大ヒット映画「八つ墓村」(1977年)はHuluで配信中です(2018年5月11日現在)

「八つ墓村」をHuluで見た感想

1977年10月29日公開。配給は松竹。2時間31分。

横溝正史による「金田一耕助シリーズ」の一つである長編推理小説を実写映画化。

凄惨な落ち武者伝説が今もなお息づく岡山の山奥の村を舞台に起こる連続殺人事件!
薄幸の青年をめぐる出生の秘密と村の資産家一家にまつわる凄絶な祟りの真実を、名探偵・金田一耕助が華麗に暴く・・・!

監督は「砂の器」(1974年)「鬼畜」(1978年)「震える舌」(1980年)をはじめとする名作を世に送り出した野村芳太郎。主人公の辰弥は当時人気絶頂だった萩原健一が、また金田一耕助は「寅さん」シリーズで有名な昭和の大スター・渥美清が演じている。

「祟りじゃ~!」という印象的な台詞は公開当時の流行語になり、配給収入19億8600万円という昭和映画の大ヒット作です。

原作

横溝正史「八つ墓村」

博文館の娯楽総合雑誌「新青年」に1949年3月から1950年3月まで掲載していたが、作者の病気による休載中に休刊。
その後、岩谷書店の総合雑誌「宝石」で「八つ墓村 続編」として再開。1950年11月から1951年1月まで連載。

「本陣殺人事件」、「獄門島」、「夜歩く」に続く「金田一耕助シリーズ」長編第4作。
昭和13年に起きた「津山三十人殺し」と言われる大量殺人事件がモチーフとなっています。
同シリーズ中「犬神家の一族」と並ぶ人気作で、映画化3回、テレビドラマ化が6回、漫画化5回、舞台が1回といろいろなメディア化を果たしている。

単行本 1971年4月26日刊行
文庫版 株式会社KADOKAWA 角川文庫より刊行。

漫画版
八つ墓村 作画:影丸譲也 講談社漫画文庫より刊行
八つ墓村 作画:つのだじろう、秋田書店秋田コミックス・セレクトより刊行
八つ墓村 作画:掛布しげを、チャンスコミック社(雑誌掲載後未刊行)
八つ墓村:作画:JET、あすかコミックスより刊行
八つ墓村:作画:長尾文子、秋田書店サスペリアミステリーコミックスより刊行

スタッフ

監督:野村芳太郎
製作:野村芳太郎、杉崎重美、織田明
脚色:橋本忍
音楽:芥川也寸志
撮影:川又昂
美術:森田郷平
2協力:日本航空、空港グランドサービス
撮影協力:岡山県満奇洞、岩手県滝見洞、高知県龍河洞、山口県秋芳洞、景清洞、大正洞、沖永良部島睡蓮洞、昇竜洞

あらすじ

航空機誘導員の青年・寺田辰弥(萩原健一)は、新聞の尋ね人欄をきっかけに、大阪の諏訪法律事務所を訪ねることになった。

弁護士の諏訪(大滝秀治)からいくつかの質問を受けた後、背中にあった火傷の痕で尋ね人本人と認められる辰弥。

その様子をじっと見守っていた老人・井川丑松(加藤嘉)は辰弥の亡母・鶴子(中野良子)の父親、つまり辰弥にとって母方の祖父だった。しかし、再会を喜ぶ間もなく、丑松は突然その場でもがき苦しみだし血を吐いて死んでしまう・・・

数日後、辰弥は丑松の葬儀に参列するため、父方の親戚筋という森美也子(小川眞由美)の案内で母の故郷である岡山県の山奥にある八つ墓村に向かうことになった。

自然の豊かな山間にひっそりとあるその村は、東家(ひがしや)と呼ばれる資産家・多治見家によって実質的に支配されていた。辰弥の父親はその多治見家の先代当主・要蔵(山崎努)だという。

丑松の葬儀の日、辰弥は村を徘徊していた謎の老婆・濃茶の尼に「人殺し」「八つ墓明神の祟り」と罵られる。

「祟り」とい言葉を気に掛ける辰弥を、美也子は八つ墓明神という古びた祠まで連れ出し、多治見家とこの村にまつわるある伝説を話して聞かせる・・・

村の名の由来となった400年前の8人の落ち武者惨殺事件と、その直後に起きた多治見家の祖先・庄左衛門の村人8人殺し、そして28年前に辰弥の父・要蔵による村人32人虐殺事件・・・と。八つ墓村には奇怪な事件が何度も起こっていた。

そんな中、辰弥の腹違いの兄であり多治見家の現当主・久弥(山崎努)もまた薬に混ぜられた毒によって血を吐いて絶命する・・・

辰弥の帰郷に合わせたかのように。再び血にまみれた戦慄の事件が次々と起こる八つ墓村。そこへ名探偵・金田一耕助 (渥美清) が飄々と現れ、鮮やかな推理で奇妙な事件を紐解いていく・・・!

みどころ

呪われた村の残る伝説を巡るミステリー!

「八つ墓村」というおどろおどろしいタイトルからうかがえるように、物語は岡山の山奥にある呪われた村に残る、先祖たちが8人の落ち武者をだまし討ちしたという言い伝えを元に展開していきます。

そんな呪われた伝説に巻き込まれるのが、都会で航空誘導員として働く青年・辰弥。
彼が八つ墓村を訪れてから次々と死んでいく親族たち・・・。

「祟り」に翻弄される人々の、愛憎の渦巻く本格ミステリーです。

トラウマ必至?!美しくも残酷な名シーンの数々!

昭和時代を代表するミステリー作品として今もなお話題に上る「八つ墓村」。
何度も映像化されているうえ、ドラマやお笑い番組のコントなどでパロディとして取り扱われていることもあり、若い世代の方でもその名は聞いたことがあるのではないでしょうか。
その中でも最も有名なのはやはり、老婆の叫ぶ「祟りじゃ~!」でしょうか。

その他にも、双子の老婆、呪いの言葉を吐きながら絶命する落ち武者の大将、熱くなった火箸を押し付けられ泣き叫ぶ乳児、びっくりするほど吹き出るやけに赤い血しぶき、蝋燭を頭に立て両手に日本刀や猟銃を持って走ってくる白い顔の殺人鬼・・・と、一度見たら忘れられない凄惨なシーンが目白押しです

視聴に関して年齢制限は指定されていない作品ではありますが、子供の頃に見てトラウマになった・・・という声を見かけますので、小さなお子さんやショッキングな映像が苦手な方は視聴を避けた方が良いかもしれません。

1977年という映画文化が華やかだった時代に作られた、昭和ならではの映像美と味を是非楽しんで頂きたいと思います。

41年前の日本の風景も新鮮!

もう一点挙げたい見どころは、やはりところどころ差し込まれる1977(昭和52)年頃の日本の姿でしょうか。
日本航空とタイアップしていることもあり、当時の飛行機が多く写り込んでいるうえ、当時走っていた懐かしい型の特急列車、自動車なども登場し、逆に新鮮に見えました。
飛行機、鉄道、レトロ自動車が好きな方ににはたまらない映像ではないでしょうか。

また、物語の途中で金田一が国内のいろんな所に出向く流れがあり、懐かしい街並みも多数登場しています。

登場人物/キャスト

金田一耕助(きんだいちこうすけ): 渥美清
私立探偵。麦わら帽子に白いシャツという出で立ち。
弁護士の諏訪士から井川丑松の毒殺をはじめとする連続殺人についての調査を依頼される。

寺田辰弥(てらだ たつや):萩原健一(少年時代:吉岡秀隆)
東京の空港でJALの航空誘導員として働いている青年。
昭和22年3月16日生まれ。背中に無残な火傷の跡がある。
小学3年の時に病気で母を亡くし天涯孤独だと思っていたところ、自分が多治見家の血筋だと知らされる。
自分の出生の秘密を知るため、母の故郷である岡山の八つ墓村へとやってくる。

森美也子(もり みやこ):小川眞由美
八つ墓村の西側に家を構え西家(にしや)と呼ばれる旧家・森家の未亡人。
7年前に亡くなった夫に代わって家業を取り仕切る、東京育ちの都会的な美女。
春代から依頼されて辰弥を岡山の八つ墓村まで連れてくる。

≪多治見家≫
400年前に落武者たちの殺害を首謀者した多治見庄左衛門の子孫たち。
村の東に大きな屋敷を構えるため東屋(ひがしや)と呼ばれる。
数十億というを山林資産持つ村一番の資産家。親戚連中から財産を狙われている。

多治見久弥(たじみ ひさや):山崎努
多治見家当主で辰弥の異母兄。
自分の余命の短さを察して辰弥を探し出すよう申し出る。辰弥との対面の際に、硝酸ストリキニの毒物を混ぜられた薬を飲んで絶命。

多治見春代(たじみ はるよ):山本陽子
多治見家の二女で辰弥の異母姉。子宮筋腫が原因で子供を産めなくなり、婚家から帰された。
辰弥に父・要蔵にまつわる多治見家の秘密について語る。

多治見小竹(たじみ こたけ):市原悦子
多治見小梅(たじみ こうめ):山口仁奈子
多治見家の一切を取り仕切る一卵性の双子の老婆。要蔵の伯母で辰弥たち兄弟の大伯母にあたる。
子供を遺せない久弥・春代に代わって、辰弥に何としても跡目を継いでもらうように厳しく当たる。

多治見要蔵(たじみ ようぞう):山崎努(二役)
多治見家の先代で、久弥、春代、辰弥の父親。傲慢な性格で、村に暴君のように君臨していた。
かつて妻子ある身でありながら鶴子を無理やり手籠めにし、その後監禁して子供を身ごもらせる。
28年前、鶴子の失踪を機に発狂し村人32人を虐殺。その後山の中に姿を消したまま行方不明になる。

多治見おきさ(たじみ おきさ):島田陽子
要蔵の妻。28年前の事件で要蔵に刀で斬りつけられ死亡。

≪井川家≫
井川鶴子(いがわ つるこ):中野良子
辰弥の実の母。八つ墓村の村民だったが、要蔵に手籠めにされた後に多治見家監禁され、辰弥を産む。
その後、辰弥を連れて八つ墓村を出奔し、寺田という男と結婚するも、辰弥が幼い頃に病死。
生前、辰弥に「おまえは龍の顎(あぎと)で生まれた」と教える。

井川丑松(いがわ うしまつ):加藤嘉
鶴子と勘治の父で、辰弥の実の祖父。
発見された辰弥と最初に面会するために大阪まで行くが、その場で血を吐いて絶命。
出発する前に辰弥の出生の秘密を息子の勘治に語っていた。

井川勘治:井川比佐志
丑松の子。鶴子の兄。父から聞いた秘密を辰弥に明かす。

≪多治見家の縁戚≫

久野恒三郎:藤岡琢也
村唯一の診療所の医師。辰弥の従兄弟にあたる。
本業をおろそかにして県会議員選挙出馬に入れ込んでいるため金遣いが荒い。

森荘吉:浜村純
西家の当主で美也子の義父。辰弥の父の従兄弟。趣味は盆栽。

吉岡太一郎:浜田寅彦
村でトラックの運送会社を運営する多治見家の親戚。辰弥の父の従兄弟の子。
村の鍾乳洞が観光名所するため画策し多治見家に援助を頼むが、小竹と小梅にとがめられている。

≪その他≫
工藤(校長):下條正巳
村の小学校の校長。村の人々から慕われている。ただ一人辰弥の出生の秘密を詳しく知る人物。

馬喰吉蔵:山谷初男
村の住人。28年前の事件で結婚したばかりの妻を殺され、多治見家に恨みを抱き続けている。

濃茶の尼:任田順好
村の住人。村に伝わる八つ墓明神の祟りを信じ、ぼろぼろの着物を姿で白髪を振り乱し村の中を徘徊しては「祟りじゃ!」と叫んでいる。

諏訪:大滝秀治
大阪に事務所を構える弁護士。久弥に依頼され、多治見家の跡取りである辰弥を探していた。

磯川:花沢徳衛 岡山県警の警部。
矢島:綿引洪 刑事。
新井:下條アトム 八つ墓村の駐在。巡査。

亀井陽一:風間杜夫 鶴子の恋人。

≪400年前の関係人物≫

尼子義孝 :夏八木勲
落ち武者の大将。毛利家との戦いに敗れた尼子家の武将。
落武者:田中邦衛
落武者:稲葉義男

多治見庄左衛門:橋本功

その他のキャスト:浅茅しのぶ、岡本茉莉、片岡五郎、森三平太、丹古母鬼馬二、荒砂ゆき、矢野宣、及川広夫、鈴木誠一、山本清、大谷朗、山崎満、加藤健一、椎谷建治

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