1992年の大ヒットドラマ「ずっとあなたが好きだった」をHuluで見た感想

「マザコン」「冬彦さん」で一世を風靡した1992年の大ヒットドラマ「ずっとあなたが好きだった」はHuluで全話配信中です(2017年6月27日現在)

「ずっとあなたが好きだった」をHuluで見た感想

1992年7月3日から9月25日まで毎週金曜日22:00~22:54にTBS系列の「金曜ドラマ」枠で放送。一話46分。
Huluでは全12話配信中です。

美和は父の勧めで見合い結婚をするが、夫の冬彦には過保護な母親がいる上に、受け入れがたい性格や性癖があり、夫婦生活はすれ違っていくばかり。そんな時、偶然かつての恋人・洋介(布施博)に出会ってしまい、美和の心は揺れ動く・・・

後に「踊る大捜査線」シリーズなどを手掛けた君塚良一が脚本、「愛していると言ってくれ」などを世に送り出した貴島誠一郎がプロデュースした、日本ドラマ史に残る大ヒットドラマです。

主演は賀来千賀子。不遇の結婚生活に悩みながら、初恋の男性への想いを貫く女性・美和を好演。
また、美和の夫・冬彦役の佐野史郎が強烈なマザコンキャラを演じ、「マザコン」「冬彦さん」がその年の流行語になるなど大ブームになりました。

「夫との生活に疲れ、昔の恋人との真実の愛に目覚める」といったありがちなストーリーからか、放送開始当初の視聴率は13.0%。しかし、冬彦の濃いキャラクター描写やジェットコースター的ストーリー展開が話題を呼び、最終回の視聴率は34.1%をマーク。1992年最大のヒット作となりました。

この好評を受け、翌1993年には君塚良一脚本&貴島誠一郎プロデュース、賀来千賀子&佐野史郎主演の「誰にも言えない」が放映されています。

制作

脚本:君塚良一
「ナニワ金融道」シリーズ、「踊る大捜査線」シリーズ
演出:生野慈朗 他
「3年B組金八先生」シリーズ、「男女7人夏物語」(1986年)、「男女7人秋物語」(1987年)
プロデューサー:貴島誠一郎
「愛していると言ってくれ」(1995年)、「青い鳥」(1997年)、「ブラックジャックによろしく」(2003年)

主題歌

サザンオールスターズ「涙のキッス」
サザンオールスターズの31枚目のシングル。1992年7月18日発売。
「ずっとあなたが好きだった」の大ヒットとの相乗効果もあり、サザンのシングルで初めてミリオンセラーを達成。
この後発売されたサザンの全てのベスト・アルバムに収録されている名曲。

第1話「危険なお見合結婚」 あらすじ

東京にある結婚式場で働く29歳のOL・西田美和(賀来千香子)は父・常雄(橋爪功)の強引な勧めにより故郷の仙台に帰省して見合いをすることになった。

見合い相手の桂田冬彦(佐野史郎)は東大卒のエリート銀行マン。過保護気味な母親・悦子(野際陽子)の存在は気になるものの、2人は会話も弾み、美和は冬彦に好印象を抱く。

見合いの後、懐かしさに訪れた母校で、高校時代の同級生・大岩 洋介(布施博)に偶然出会う。美和と洋介はかつて恋人同士だったが、ある事件をきっかけに周囲から仲を引き裂かれるように別れてしまった過去があった。

洋介との思い出を胸に秘めながら、冬彦から熱烈な求婚を受け結婚を決意する美和。
しかし、結婚式の当日、たまたま同じ式場の別の結婚式に招かれていた洋介にウエディングドレス姿を見られ動揺してしまう。

そんな新婚初夜、シャワーを浴びる冬彦にパジャマを持ってきてくれと頼まれた美和は、冬彦が新居に持ちこんだたくさんの蝶の標本を見つけてしまい、一抹の不安を感じるのだった・・・

みどころ

・1992年のトレンディドラマ!
このドラマが大ヒットしたのは1992(平成4)年。いわゆるバブルが崩壊した直後の時代です。
お笑い芸人の平野ノラがネタにしているバブリーな時代から比べると景気はかなり後退した状態だったため、ドラマの中でも洋介の会社のラグビー部の存続が難しくなったり、美和の再就職先がなかなか見つからなかったりと不景気の片鱗が 見えていますね。

また、この時代はまだ携帯電話が一般的に普及する前なので、恋人同士が連絡を取り合うのも一苦労!
現在ならLINEでぽちっとするだけで済むようなことでも簡単につながらず、それが何とももどかしい~!
美和と洋介が、部屋の黒電話とテレホンカード式の公衆電話で会話するシーンは一周回って新しく感じました(笑)

その他も、当時のメイクやファッション、結婚や離婚に関する価値観の違いなど25年前の「トレンディ」が分かるドラマです。

・佐野史郎の熱演!怪演?!
この物語の影の主人公は何と言っても、佐野史郎さん演じる桂田冬彦でしょう!

東大卒のエリート銀行マンで趣味は蝶の標本集めとファミコン。困ったことがあるとすぐ母に電話をして指示を仰ぐ超マザコン。一方で美和にかなり執着しており、画面の端の方に映るじっとりと美和を監視する姿はまるでストーカー状態!
思わず「美和、後ろ、後ろ!」と叫びたくなってしまいます。

怪我をして血が出た冬彦の指を母親役である野際陽子さんが吸い、更にその指を冬彦自身もなめ回すシーンや、下唇を突き出して顎が梅干し状になった顔で「んん~~!」と唸るシーン、木馬にまたがって揺れるシーンなど、多くが佐野史郎さんのアドリブや現場で出したアイディアによるものだったそうです。

そんな、佐野史郎の怪演ぶりを見た制作陣は、ラブストーリーがメインになる予定だった脚本を大幅に変更して冬彦の出番を増やすことになったといいます。

現在も様々な役を演じ大活躍する佐野史郎さんの出世作と言える「ずっとあなたが好きだった」。狂気に満ちた熱演ぶりをぜひじっくりとご堪能下さい。

登場人物/キャスト

西田美和(にしだみわ):賀来千香子

宮城県仙台市出身。東京の短大を卒業後新高輪プリンスホテルの結婚式場で働く29歳。父の勧めで桂田冬彦とお見合いし結婚する。

高校生の時に交際していた大岩 洋介とある事件がきっかけで仲を引き裂かれるという過去を持つ。

夫・冬彦との結婚生活がうまく行かないこともあり精神的に追い詰められていくが、そんな時に偶然十数年ぶりに再会した大岩へ想いを募らせていく。

大岩 洋介:布施博

宮城県仙台市出身。美和の高校の同級生で元恋人。ラグビー一筋の朴念仁だが、高校時代は地元のスター選手だったため女生徒から大人気だった。

その後スポーツ推薦で大学に進み、現在はサントス建設実業団のラグビーチームに所属しキャプテンを務める。

チームのマネージャーであり、親友の妹・律子と交際中だが、美和の事をずっと忘れられないでいる。

桂田 冬彦:佐野史郎

宮城県仙台市出身。東京大学出身で一流銀行に勤める超エリート。

一見人当たりの良い好青年だが、実際は、オタク気質・癇癪持ち・極度のマザコンなど様々な性癖を隠し持っていた。

結婚前は美和に紳士的に接していたが、結婚直後から地を出し、その傍若無人さに美和は結婚生活への不安を抱くことになる。

桂田 悦子:野際陽子

冬彦の母。夫を早くに亡くし女手一つで冬彦をエリートに育て上げた。

気丈で厳格な性格だが、一方で溺愛する息子には非常に甘く、美和を敵対視していく。

中井 律子:宮崎ますみ

洋介の所属するサントス建設実業団のラグビーチームのマネージャーでチームのアイドル的存在。

兄の親友でもある洋介に惚れ込んでおり、押しかけ女房状態で交際中。煮え切らない洋介に待ちきれず逆プロポーズをするが・・・

西田 常雄:橋爪功

仙台で和菓子屋を経営する美和の父。口うるさい頑固親父。

西田 春子:高田敏江

美和の母。美和にとって優しい理解者だが、夫・常雄には強く逆らえないところも。

中井 健治:小沢仁 律子の兄。洋平の親友でサントス建設実業団のラグビーチーム監督。
北野 知子:中村久美 美和の友人。
北野 啓一:明石家さんま(友情出演・第5話ゲスト)知子の夫。
浅井 なつみ:坂井真紀 美和たちが通っていた高校の生徒。幸治と交際中。
高田 幸治:川原永詩(現・田辺誠一)美和たちが通っていた高校のラグビー部員。なつみの彼氏。

追悼・野際陽子さん

息子・冬彦を溺愛する母・悦子を演じた野際陽子さん。
佐野史郎さんと濃密で異様な親子関係を演じ、「ずっとあなたが好きだった」の大ヒットを支える力となりました。

その後も「浅見光彦」シリーズ、「TRICK」シリーズ、「花嫁のれん」をはじめ数々の母親役や姑役を演じ、「着物姿のきっついおかあさん」役を演じたらこの人!と浮かび上がる、日本を代表する大女優です。

そんな野際陽子さんですが、肺せんがんのため2017年6月13日に亡くなられました(享年82歳)。
野際さんの訃報を聞いた佐野史郎さんは自身のブログで「野際ママ」「第二のお母さん」と呼びかけるお別れのメッセージを送っています。

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