ローマ法王の休日/We have a Pope【Huluで人間味ある法王の苦悩をのぞき見】

ローマ法王×コメディー?!

そんな、タブーとも思える異色の組み合わせに、貴方も圧倒されるでしょう。

「ローマ法王の休日/We have a Pope/Habemus Papam」はコメディーながらも、人生を見つめ直す要素も含む、心温まる人間ドラマ

悩んでいる時に観て、ホンワカした気持ちにしてくれる、そんな作品です。

Hulu配信状況

  • 字幕のみ
  • イタリア・フランス合作
  • 1時間45分
  • 2011年

あらすじ

ローマ法王逝去され、ヴァチカンでは次期法王を決める選挙が行われていました。聖職者の最高地位となる法王の選出に、世界中から注目が集まっていたのです。

長引く投票の後、選出されたのは予想外枢機卿メルヴィル(ミシェル・ピコリ)でした。他の枢機卿に拍手で祝福される中、メルヴィルは途方に暮れてしまいます。そして、責務のプレッシャーに耐え切れず、街へ逃げ出してしまいました

そこで、メルヴィルは街の人々と触れ合い、若い頃に進みたかった演劇の舞台を観て目に輝きを取り戻したのです。

遂に、メルヴィルは決心しました。そして、信者達に向け演説をする為、ヴァチカンに戻るのですが・・・。

視聴して

タブーな話題

神聖なるカトリック教会を題材に、映画を作ってしまうのは新しいと思いました。

信仰が厚いカトリック信者たちには、この作品がどう映るのかと心配になった位です。ですが、よく考えると、信者、ましてやカトリック教会自体、この作品を布教の1つとなるかもしれませんね。

そして、教皇「神に選ばれた」としても、1人の人間なのです。そんな、教皇の人間味ある悩みや楽しみを垣間見る事によって、親近感さえ沸くのではないでしょうか。

コメディ要素

タブーな世界を映画にするのも斬新ですが、コメディーにしてしまうユーモアイタリアのお国柄でしょうか。そして、コメディーでも、クールシビアな雰囲気はフランス要素を取り入れたのでしょうか。

邦題の「ローマ法王の休日」という印象が強く、もう少しポップでお茶らけた映画を想像してしまいました。ですが、そのような先入観を持つと、少し驚きを感じるかもしれません。

なぜなら、実際にはストーリー自体は、深刻なテーマを抱えていたからです。ローマ法王の”人間”としてのや、教皇ならではの苦悩赤裸々にスクリーンにぶちまけているのですから。

ローマ法王の人間味あふれる苦悩の現実を目の当たりにすることで、自身の人生見直すきっかけになるかもしれません。

登場人物/キャスト

  • 役:ローマ法王(メルヴィル)/The Pope(Melville)
    演:ミシェル・ピコリ/Michel Piccoli
  • 役:ヴァチカン報道官/spokesman
    演:イエルジー・スチュエル/Jerzy Stuhr
  • 役:グレゴリー枢機卿/Cardinal Gregori
    演:レナート・スカルパ/Renato Scarpa
  • 役:男性精神科医/male Pychoanalist
    演:ナンニ・モレッティ/Nanni Moretti
  • 役:女性精神科医/female Pychoanalist
    演:マリゲリータ・ブイ/Margherita Buy

視聴する前に

ローマ法王

カトリック教会において、ローマ法王とは最高地位にある聖職者の事を指します。つまり、全カトリック教徒の精神的リーダーとなる重要な立場にいる司教なのです。

日本では、カトリック教徒の割合が低いせいか、「ローマ法王」と訳すことが多いです。しかし、カトリック中央協議会「ローマ教皇」という表記を推奨しています。

ちなみに、教皇に選出されるには聖職者でなくても良いのですが、カトリック信者男性でなくてはならないのです。また、カトリック信者の男性であれば、ローマ人である必要もありません

継承方法

法王選挙(コンクラーヴェ)は、現法王が死去又は、辞任しない限り開催されません。

①死去

死亡を確認する際、以前と現在では手法が違います。以前は、法王の名前3度呼び、尚且つ、銀のハンマーで額を3度叩くという方法で死亡が確認されていました。

それではあまりにも原始的すぎるとして、現在では医師による死亡判定を行っています。

②辞任

法王の辞任は、自発的なものでなければ認められません。辞任後も、法王は名誉教皇として敬称を維持できます。

辞任の前例は、2013年の前教皇ベネディクト16世までありませんでした。しかし、高齢という事が理由です。ですから、事実上、教皇への就任は終身制というのが主流でした。

コンクラーヴェ

法王選挙を意味するコンクラーヴェは、ヴァチカン市国ヴァチカン宮殿内システィーナ礼拝堂で行われます。その選出に際して、ルールがあるのです。

①外界との連絡を遮断

一端コンクラーヴェが始まると、外界との電話紙などによる連絡手段断ち切られます

それは、新教皇選出までの経緯などコンクラーヴェの詳細を外部に漏らすことが禁じられているからです。そして、それに違反した枢機卿は破門となります。

②煙の合図

外界との連絡手段が断たれている為、煙突の煙で教皇決定未定かのお知らせをします。

  • 黒い煙の場合、まだ教皇は決定していないと言う印です。
  • 白い煙の場合、教皇が決定したという合図です。

この煙の色は、色により違う化学薬品を入れ、投票用紙を燃やしています。投票は午前の投票後に1回、もしその投票で決まらなければ午後の投票後に1回煙で合図を出すのです。

「漁師の指輪」

他の映画などでも、教皇の手にキスをするシーンを見た事があると思います。実際には、教皇という金の指輪キスしています。その金の指輪は通称「漁師の指輪」と呼ばれているのです。

イエス・キリストの弟子となった使徒ペテロは、漁師をしていました。その「イエス・キリストの代理者」としてペテロが、金の指輪に描かれたとされています。

聖書記事によれば、「人間を漁る(すなどる)者」としてイエスに任命されたペテロでした。現代的に言うと、「(魚を捕る)網で、たくさん魚(人々)を捕って来なさい」という事です。この表現では語弊があるかもしれません。要するに「多くの信者を集めて来なさい」という解釈になります。

枢機卿(すうききょう)

枢機卿教皇の最高顧問であり、重要な案件を直接補佐する役割を果たしつつ、日常的な職務において教皇の手助けをするポジションです。

枢機卿には3つの位階が存在します。

①司教枢機卿/Cardinal bishop
②司祭枢機卿/Cardinal Priest
③助祭枢機卿/Cardinal deacon

当初は、枢機卿の役割を果たす為、ローマ近郊から選出されていました。しかし、教皇の権威全国に拡大したため、ローマ以外から枢機卿が選ばれるようになったのです。

カーディナル・レッド

枢機卿の礼服は、赤い色をしています。その赤は、カーディナル・レッドと呼ばれるようになりました。

そのカーディナル・レッドは「信仰の為なら命を捧げる」という決意の表れなのです。

枢機卿でもその位の覚悟を持って来ているのですから、教皇となればそれ以上の重圧があったと考えられます。

 面白ポイント

監督自ら

教皇を精神分析した男性精神科医は、監督のナンニ・モレッティでした。

患者さんの問題解決に力を注ぐ立場ながら、自身も妻との関係に問題を持っているモレッティ演じる精神科医。

しかも、精神科医として教皇へ質問するのですが、宗教上の問題が立ちはだかり、すんなり出来ないのです。「性の話」「過去の話」、出来ない事ばかりで、カウンセリングは難しさを極めます。

スポーツで暇つぶし

教皇が逃走したとも知らず、教皇の体調回復の為、時間を持て余していた他の枢機卿たち。モレッティ監督演じる男性精神科医が、中庭で盛り上がっていれば、「教皇も元気が出る」と枢機卿を説得してバレーボール大会を始めます。

そうすると、影武者である教皇の護衛が、部屋からカーテンをばたつかせ熱狂している素振りを見せるのでした。

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