次元が死へ向かう「LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標」Huluで配信中!

LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標は、次元大介を狙うスナイパーと、ルパンたちの戦いを中心に描いたルパンシリーズの作品です。

悲しみを背負う次元大介



今作の物語は、次元大介が主人公に近い立ち位置ではあるものの、主人公は従来通りルパンが務めます。次元と協力し、時にはおせっかいまでして彼のそばにピッタリとくっつき、次元が軸となるお話のストーリーテラー的な役回りもこなします。

副題のタイトルにも使われている次元大介は、今回ある闇を抱えています。個人的な仕事として請け負っていたボディーガードの仕事で、守らなければいけなかったある歌手を目の前で殺されてしまうのです。結果、今作の舞台である東ドロアでの一連の物語へとつながっていきます。

あばよ、次元」というキャッチコピーにもある通り、後々には次元自身にも身の危険が迫ります。それを必死に守ろうとするルパンですが、ルパン自身も銃撃を受けるなど、危険な目に遭ってしまいます。

簡単な任務だったはずの大使館での窃盗任務から一転、2人に命の危機が迫る今回のストーリー。果たしてどのようにして乗り越えようとしていくのかが、今回の物語の重要な部分になります。

犯罪率が低い国の謎



今作でルパンが闘う東ドロア共和国には、ある秘密が隠されています。それは警察国家と言わんばかりの、犯罪率の低さです。いたるところに警察が張り巡らされ、物語後半には、その犯罪率の低さから生まれた恩恵にも言及されます。

時代背景などから、その成り立ちは東ドイツを彷彿とさせます。事実、冷戦時代にソ連の息がかかっていた東ドイツには、ドイツ人民警察という警察機関が組織され、ベルリンの壁建設の一端を担ったりしました。

そしてなにより、当時の東ドイツは犯罪率が低かったのです。東ドイツはソ連や中国よりもマイルドな形で作り上げられたなんちゃって一党独裁の政治体制、そして社会主義国でしたが、これらの国に共通しているのは、犯罪率の低さです。警察のシステムがどうであれ、国の制度次第で警察の能力は大きく変わっていくのです。

そんな東ドイツの性質を、東ドロアも継いでいるような描写が所々に見られます。警察の動きの速さ、検閲体制、捜査の優秀さなどなど、かつて存在した東ドイツの生き写しと言っても良いでしょう。

ですが、どう考えても東ドイツでは成し得ないような捜査方法が東ドロアにはあります。それこそ、今回ルパンと次元を追い詰めるヒントになるのです。

Huluでの配信

前編(26分)
後編(26分)

あらすじ



ルパン次元大介の2人は、東ドロア共和国にある中立国・マランダ共和国の大使館に潜入。ある条件と引き換えに東ドロア共和国へと渡ることになっていた財宝「リトルコメット」を軽々と入手する。しかし、東ドロア共和国は屈指の犯罪率を誇る監視国家。ルパンたちを即座に警察達が囲む。

なんとか逃げ出したルパンたちだったが、直後に次元大介が狙撃されてしまう。そして銃弾はルパンも襲い血を流しながら乗用車へと隠れる。銃弾を発射した男は事前にサイコロを降り、残り2発で次元大介を仕留めようとする。彼は次元大介も名前だけなら知っている人物だった。

確実な仕事ぶりから、素性がほとんどわからないとも言われるヤエル奥崎と、次元は堂々と対面する。拳銃の早打ちを行うことになり、ルパンが楽観視しながら様子を見ていたものの、結果はヤエルが僅差で勝利。しかし、早打ちでの僅差の勝利は、すなわち大敗を意味し、場合によってはをも意味する出来事。

彼に敵わないことを悟った次元はルパンとともに去ったが、逃げても追いかけてくるヤエル。とうとう逃げ場が無くなり、ルパンの合図とともに死角から飛び出す次元。次の瞬間、銃弾とほぼ同時に次元から噴き出す赤い血しぶき

ヤエル奥崎のこだわりの1つ「ターゲットの墓を事前に立てる」という出来事は、こうして現実になっていくのであった。

登場人物

ルパン三世
ルパン三世
演:栗田貫一
主人公。世界各地を飛び回る大泥棒であり、今回は東ドロア共和国へ財宝「リトルコメット」を手に入れるために入国する。

次元大介
次元大介
演:小林清志
ルパン三世のビジネスパートナーの1人。拳銃の名手であり、銃弾を銃弾で弾くなどの離れ業もやってのける。今作ではヤエル奥崎の標的にされている。

ヤエル奥崎
ヤエル奥崎
演:広瀬彰勇
次元大介を追いかける殺し屋のスナイパー。手先が器用なことから、メカの製造なども手がけている。洋服から殺害方法まで、様々なこだわりを持っている。

峰不二子
峰不二子
演:沢城みゆき
ルパンの想い人。ある事情から東ドロア共和国に潜入するが、ある人物に捉えられてしまい、危機的状況に陥る。

感想

ナレーター次元大介

ルパン三世

次元大介の声優である小林清志さん。最近ではナレーター業に重きを置いているということもあり、民放からCS放送まで、幅広いエリアで活躍されています。スーパーニュース橋下×羽鳥の新番組(仮)のような硬派な番組で彼の声を聞くかと思いきや、AKB48のネ申テレビ人志松本のすべらない話といったバラエティ番組にも。そこでこの悩みが浮上します。

民放各局で耳にするその声は、全て次元大介なのです。テレビを頻繁にご覧になっている人であれば、この苦悩に多少なりとも共感していただけるかもしれませんが、最近ではナレーションのお仕事が多すぎて、次元大介を聞いてもどこか演技っぽくなく聞こえるのです。

それがいいことなのか悪いことなのかはわかりません。しかし、ルパンへ語りかける台詞AKBメンバーへのツッコミっぽかったり、あるカラクリを教える説明ゼリフふしぎ発見!を見ている気分になったりと、ストーリーに集中できないのも事実。

あまりテレビを見ない人であれば、この現象に苦しむことは無いかもしれません。しかし、Huluのみならず、根っからのテレビっ子のような方にとっては、あろうことか今作の主役と言ってもいいはずの次元の声が、ルパン三世の世界観へ没入するための障害として立ちはだかる事になりそうです。

単なる変態仮面たち

ルパン三世

海外の映画であればアイズ・ワイド・シャット、日本のマンガであれば変態仮面など、もはや国内外問わず仮面性癖の2つは、ある意味切っても切り離せない縁になっています。それは今回ご紹介している次元大介の墓標でも変わりません。

物語に大きく関わるある人物が物語中盤近くから登場するのですが、彼もまた仮面を付けた謎の人物です。ところが、今回の仮面の男は、物語に大きく関わるはずなのに、物語の核心へは全く関わってきません。個人的には、はっきり言って登場する意味そのものがよく分かりませんでした。

ただ、彼の存在を省いてしまうと、せっかくお色気シーンも含めて登場した峰不二子が、ほとんど無意味になってしまいます。彼女の登場理由を肉付けする意味でも、この仮面の男は必要不可欠になります。

しかし振り返ってみれば、彼がしたことは基本的に全裸の峰不二子を追いかけ回すロボットをただ眺めているだけ。ピアニストも仮面を付けていますが、たった2音しか叩かず、しかも途中で乱入してきたルパンに対して「私の演奏を止めたな」と怒りをぶつける始末。

ルパン一味以外、出てくる人たちが全員変態という謎のシーンが盛り込まれた今作ですが、見どころはそこではありません。この一連の流れ自体はトイレ休憩ぐらいの気分で見たりして、その間に今作のカラクリを推理してみる、という楽しみ方も良いかもしれません。

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