チェンジリング/CHANGLING【衝撃の実話を基にした事件をHuluで】

概要

「チェンジリング」は、実際にアメリカで起きた事件を基に描かれた、サスペンス映画です

監督は「ダーティー・ハリー/Dirty Harry(1971)」で俳優として脚光を浴びた、クリント・イーストウッド。彼は監督としても「許されざる者/Unforgiven(1992)」ミリオンダラー・ベイビー/Million Dollar Baby(2004)でアカデミー賞監督賞を受賞しています。

しかし、それだけではありません、惨忍な事件を引き起こさない戒めと、権力、人権、女性や母親の強さを考えさせられるストーリーとなっています。

貴方の見ておきたい映画リストに加えてみてはいかがですか。

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Huluでの配信状況

  • 2時間22分
  • 字幕のみ
  • Huluにて配信中

あらすじ

舞台は、1928年、アメリカ、ロスアンゼルス。シングルマザーのクリスティン・コリンズは、9歳の息子を女手ひとつで育てる傍ら、電話会社に勤めるキャリアウーマンでした。

ある日、クリスティンの息子、ウォルターが失踪5か月後に、ウォルターが見つかったと連絡を受けたクリスティンだったが、その子供は別人だったのです。驚きを隠せないクリスティンを警察は、記者への手前”とりあえず、息子と言って家に帰ってくれ”と丸め込み家に帰したのでした。

しかし、ウォルターを担当した歯医者や学校の先生も、”彼はウォルターではない”と言うのでした。そこで、クリスティンは警察に”ウォルターを捜索してほしい”と懇願したのです。それに対し警察は、捜査ミスを隠蔽するため、クリスティンに”責任”の矛先を向けました。警察は、”クリスティンは長い間、息子が失踪して帰ってきたら別人だと騒ぎ立て、母親としての義務から逃れようとして狂言を言っている”として精神病院へ送り込んでしまったのです。

そこから、クリスティンは息子のウォルターを探すため、権力を振りかざし、非を他人に押し付ける警察と女性を抑圧する社会との闘いが始まったのです。その原動力は、”息子を探したい”ただ、それだけでした。

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視聴して

1920年代 vs 現代

クリスティンを通して、現代の女性は恵まれていると感じました。なぜなら、1920年代は女性というだけで下に見られてしまうのです。当時としては珍しい、シングルマザーでキャリアウーマンのクリスティンは現代女性の理想像に値するのではないでしょうか。

1920年代において、精神病院の患者に対する扱いの酷さに驚きました。日本の戦後も精神病院は、治療する場所ではなく”収容”する場所だったのです。精神状態が良くても、悪くても、権力に盾突く不都合な存在を強制的に監禁していました。そんな状態が、現在ない事を祈るばかりです。

アンジー × イーストウッド

アンジェリーナ・ジョリーが演じたクリスティン・コリンズ役に当初は、「ミリオンダラー・ベイビー/Million Dollar Baby(2004)」ヒラリー・スワンク/Hilary Swank「キューティー・ブロンド/Legally Blonde(2001)」リース・ウィザースプーン/Reese Witherspoonが候補に挙がっていました。しかし、クリント・イーストウッドは、母親であるという立場と1930年代に合った顔立ちという事で、アンジェリーナを起用したのです。

アンジェリーナの母親ならではの迫真の演技は勿論、アンジェリーナの良さを前面に出したクリント・イーストウッド監督のコラボレーションだけでも、見る価値があるのではないでしょうか。

”神”からの助け

子供は失踪、見つかったと思ったら別人、それを訴えたら精神病院送りと悲劇の連続を被るクリスティン。そんな立場になったら、”希望”など見えるのだろうかと疑問を抱いてしまいます。

しかし、いつの時代も、どんな状況でも、正しく生きていれば誰かが助けてくれるという”希望”を見つけました。グスタヴ・ブリーグレブ牧師は、クリスティンにとって”神”が送ってくれた助け舟のように感じたのではないでしょうか。

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登場人物/キャスト

  • 役:クリスティン・コリンズ/Christine Collins
    演:アンジェリーナ・ジョリー/Angelina Jolie
  • 役:ウォルター・コリンズ/Walter Collins
    演:ギャトリン・グリフィス/Gattlin Griffith
  • 役:グスタヴ・ブリーグレブ牧師/Gustav Briegleb
    演:ジョン・マルコヴィッチ/John Malkovich
  • 役:J.J.ジョーンズ警部/J.J. Jones
    演:ジェフリー・ドノバン/Jeffrey Donovan
  • 役:レスター・ヤバラ刑事/Lester Ybarra
    演:マイケル・ケリー/Michael Kelly
  • 役:ゴードン・スチュワート・ノースコット
    /Gordon Stewart Northcott

    演:ジェイソン・バトラー・ハーナー/Jason Butler Harner
  • 役:サンフォード・クラーク/Sanford Clark
    演:エディー・エルダーソン/Eddie Alderson

知っておきたい3つのポイント

ポイント1:チェンジリングの意味

チェンジリングとは、ヨーロッパの民話に出てくる妖精の子供を指します。つまり、連れ去られた人間の子供の替わりに、醜い子を置いてくる”取り換え子”という意味なのです。

この作品では、実際には妖精の取り換え子ではありません。しかし、母親からしたら、いくら容姿が似ていても自分の子でなければ、”取り換え子”に値すると言う意味合いをタイトルに含ませたかったのでしょう。

ポイント2:ゴードン・ノースコット事件

「チェンジリング」は、1920年後半、実際にアメリカで起きた”ゴードン・ノースコット事件”を基に作成されました。”ゴードン・ノースコット事件”とは、カナダから違法入国したゴードン・スチュワート・ノースコット連続少年誘拐殺人事件の事です。この悲劇は、ゴードンが所有していた養鶏場で犯行が行われたため、”ワインヴィル養鶏場連続殺人事件/Wineville Chicken Coop Murders”とも呼ばれています。

事件では、子供3人の監禁・殺害の容疑で死刑となったゴードン・ノースコット。実際には、監禁・殺害よりも卑劣な行為をしていたと報告されています。さらに、ゴードンは、その他に17名の子供を殺害したと供述していました。しかし、遺体を全て回収できず立証されなかったのです。尚、映画内でゴードンに脅され犯罪に加担したとされるサンフォードは、罪を犯してはいませんでした。

ポイント3:絡み合う4つの事柄

下記の4つの事柄が同時に起こり、事件の真相解明に時間がかかったものと思われます。ゴードンの卑劣な犯行が無ければよいことなのですが、警察の対応も早ければ、もしかしたら多くの命が救われたのかもしれません。残念ながら、その警察の体制は現在も変わっていないように見受けられます。

  1. ウォルターの失踪
  2. ゴードンの誘拐・監禁・殺人事件
  3. アーサー・ハッチンズがウォルターと名乗った嘘
  4. 警察のずさんな捜査・隠ぺい工作

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「チェンジリング」の謎

アーサー・ハッチンズ

どうして、アーサーはウォルターだと嘘をついたのでしょうか
理由の1つは、”ハリウッドに行けばスターに会えると思ったから”とアーサーが話しています。

実際の事件を綴る記事には、継母との折り合いが悪くて家出したともありました。しかし、答えが見つからなかった疑問が2つあります。1つは、アーサーはどうして、クリスティンの住所を知っていたかという事です。もう1つは、アーサーと一緒にいた浮浪者は、アーサーの父親だったのでしょうか。こんな想像しながら、観るのも楽しいかもしれません。

ウォルターの失踪

ウォルターが家にいたとしたら、誘拐される可能性は低いのではないかと思いました。実際には、クリスティンはウォルターが映画館に行けるように、お金を渡していたのです。

ですから、映画に行ってなかったら、ウォルターが誘拐されることがなかったのかもしれません。そう考えると、1つの選択で、人生が一転してしまう怖さを感じられずにはいられないのではないでしょうか。

ゴードンとクリスティンの面会

ゴードンは死刑実行日の前日に、クリスティンとの面会を希望していました。ですが、クリスティンが実際に面会に来ると、話す事を拒絶します。”嘘をついて、地獄に落ちたくない”と言って、クリスティンが聞きたいことを話したくないと口を閉ざしてしまいました。そして、”懺悔して神に赦しを乞い、罪は赦された”と続けたのでした。

ゴードンは、なぜ話す事を拒んだのでしょうか。実際の事件では、作品には一度も登場しなかった、ゴードンの母親がウォルターを殺害していました。もし、それが作品の中でも本当だったら?

クリスティンが聞きたかったことは、ウォルターに何が起きたのかです。ですから、ゴードンは”ウォルターを殺した”と言えば、クリスティンは永遠とも思える息子の捜索から解放されることになります。ゴードンは、ウォルターを本当は殺したと伝えたかったのでしょう。しかし、クリスティン本人を前にして言えなかったのです。”殺した”と伝えるという事は、ゴードンが嘘をつくことになります。ですから、ゴードンは沈黙を守ったのではないかと思われます。

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クリスティンの夫

”お父さんは、僕たちを捨てたの?”というウォルターの質問に、”責任”とう言葉を返すクリスティン。実際には、クリスティンの夫は、銃を使った銀行強盗で捕まり服役していたのです。ですから、ウォルターの失踪が公になると、クリスティンの夫と関係者が誘拐したのではないかと疑われました。

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