『十二国記』huluで第1話を視聴した感想【シリーズ完結編は2016年に刊行予定】

作品概要

十二国記

アニメ『十二国記』とは小野不由美によるファンタジー小説「十二国記シリーズ」をアニメ化した作品です。
2002年4月から2005年の8月にかけて、全45話がNHKより放送されました。

原作について

1991年にシリーズ第1作である『魔性の子』が刊行され、短編集や長編など数多くの著書が出版されている世界中にファンを持つ大人気シリーズです。
また、現在でもシリーズは続いていて、シリーズ完結編は2016年に完成予定であることが新潮社の公式サイトで発表されています。

この情報通りに刊行されるとすれば世間的に盛り上がること間違い無し!もしかすると、完結編まで含まれたアニメ化の話も持ち上がるかもしれません。
そのためにも今からチェックするのもいいでしょう。

著書名は『月の影 影の海』や『風の海 迷宮の岸』といったように、「十二国記」という名称はつけられていません。
しかし、登場する舞台は共通していて、古代中国の山海経的な架空の十二国からなる世界となっています。
ただし話によって扱う国も主人公も、そして時系列もバラバラといった特徴があります。

アニメ(huluでの配信)について

本シリーズは前項で述べた特徴がありますので、アニメは全45話の放送であり、huluでも全て配信しているのですが、以下のように登場する国や主人公、そして時代もバラバラとなっています。この点、注意が必要です。

第1話〜第14話 『月の影 影の海』
第15話〜第21話 『風の海 迷宮の岸』
第22話 『書簡』
第23話〜第39話 『風の万里 黎明の空』
第40話 『乗月』
第41話〜第45話 『東の海 西の滄海』

第1話〜第14話『月の影 影の海』のあらすじ

日本生まれ育った普通の女子高生であった中嶋陽子は、ひょんなことから異世界へと連れてこられる。
そこは古代中国を思わす山海経のような十二国と呼ばれる土地であった。
陽子はそこで様々な試練を乗り越え、人間的に逞しく成長していくことになる。

第1話あらすじ

女子高校生の中嶋陽子は、ここのところ異形の化け物が襲ってくるという悪夢に悩まされていた。親に相談してもまともに取り合ってもらえない。不安な毎日を送っていた。

さらに彼女には悪夢の他に、誰にも言えない悩みがあった。
それは対人関係。
親、クラスメイト、教師。自分を取り巻く人間の目を常に気にしてしまう彼女は、誰からも嫌われないように振舞わなければいけなかったのだ。

中でも、隣の席の杉本優香との関係は気まずかった。四六時中ファンタジー小説を読んでいて、クラスメイトの誰とも打ち解けない杉本はクラスで孤立していた。
しかし陽子は杉本に対して、また他のクラスメイトに対してもいい子だと思われようと振舞わなければならない。
そんな卑怯な陽子の態度を、杉本は面白く思っていなかった。

十二国記

そんなある日の放課後、陽子がいる教室に謎の男が現れる。
男は勝手に陽子の事を主と仰ぎ、謎の盟約を強引に陽子に結ばせる。
その途端に襲われる教室のクラスメイトたち。
どうやら巨大な鳥の化け物が陽子を狙っているらしい。

男に連れられ屋上へと逃げると、そこには杉本と陽子の幼馴染である浅野郁也がいた。

果たして謎の男の正体は?怪鳥の目的は?陽子たちは生き残ることができるのだろうか?

登場人物紹介

中嶋陽子(なかじま ようこ)

十二国記

声:久川綾
日本の高校に通う女子高生。成績も優秀でクラス委員長もつとめる優等生であるが、人の顔色ばかりを意識してしまう自分の性格と、そこから来る、あらゆる他人との間に生まれる心の溝に悩んでいる。
そんな彼女の前に突如現れた謎の男(景麒)によって、十二国の世界へと連れられてしまう。
その中で、日本にいた時の自分を見つめ直すことができた彼女は、逞しく成長していくのであった。

杉本優香(すぎもと ゆか)

十二国記

声:石津彩
陽子のクラスメイト。いつもファンタジー小説を読んでいて、クラスメイトからは暗い奴とバカにされている生徒。そんな彼女にとって現実世界は居心地が悪く、常に別世界への逃避行を望んでいた。
陽子と景麒の騒動に巻き込まれる形で、十二国にやってきた彼女。
この世界こそが自分がいるべき世界だと思い込んでしまう。

浅野郁也(あさの いくや)

十二国記

声:上田祐司
陽子の幼馴染であり、杉本の恋人であるが、ネガティブでいて勝気な杉本に対して、楽観的で明るい性格だが頼りないところも。
杉本と同じく、陽子と景麒の騒動に巻き込まれる形で十二国にやってくる。
この異世界で悩み苦しむ陽子と、ここを理想の世界だとする杉本。そんな二人の間で揺れ動く彼もやがてある大きな決断をすることになる。

景麒(けいき)

十二国記
声:子安武人
突如陽子の前に現れた謎の男。十二国に陽子たちを連れてきた張本人。様々な異形の生物を使役して、妖魔と戦う。その正体と目的は物語序盤では明らかにされず、すぐに陽子たちの前から姿を消してしまう。

第1話を視聴した感想

日常生活の息苦しさを巧みに描いている

今作はハイファンタジーとも呼ばれるほど、十二国という異世界の世界観が濃厚であります。
しかし第1話ではそれはお預け、ひたすら主人公の女子高生の日常生活が描かれます。

いわゆる異世界召喚ファンタジー(何の変哲も無い主人公が異世界に召喚され、そこで活躍するファンタジー)において、日常生活の描写は重要です。
鬱積した日常を描けば描くほど、そこから脱出した時の開放感を強く感じることができるからです。
その点、今作では主人公とクラスメイトの杉本優香が、日常生活に息苦しさを感じているといことを丁寧に描いています。
特に、主人公の悩みの着眼点がいいですね。
人の目を気にするあまり、本当の自分をさらけ出せないでいる。その結果、この世界に自分の居場所がない。
このように、この時期の若者特有のリアルな悩みを描いているのですが、この後、陽子が十二国に行き、どのように成長していくのでしょうか。
今後の展開が楽しみです。

こちらは十二国に渡った後の中嶋陽子。 顔立ちがすっかり変わっています。 何が彼女にあったのでしょうか。
こちらは十二国に渡った後の中嶋陽子。
顔立ちがすっかり変わっています。
何が彼女にあったのでしょうか。

魅力的な脇役・杉本優香

杉本優香は主人公陽子のクラスメイトであり、アニメのみに登場するオリジナルキャラクターです。
登場人物の心情を地の文で表現することが可能な小説に対してアニメではそれができません。そのため、主人公陽子の心情をうまく外に引き出させるために登場したキャラクターとなのですが、彼女の存在感はそれ以上であると言えます、

彼女が魅了的と見出しにありますが、それは彼女が可愛いとか憧れの的になるといった意味ではありません。
彼女は痛々しいほど、視聴者の代弁者なのです。
彼女は陽子よりも明確にこの世界に対して疎外感を持っています。自分がいるべき世界はここじゃない、他に自分にふさわしい世界があるはずだ、と。
誰もが少なからずこのような考えを持ったことがあるのではないでしょうか?
そして、第1話の終盤でそのチャンスがやってきます。その時の彼女の目は妖しい輝きを帯びているようです。
こんな彼女が異世界に言ったらどうなるのか?あまりいい結果にならないのではと思うのですが、怖いもの見たさで気になってしまいます。

主人公の陽子と同じくらい彼女の今後の展開が気になります。

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※紹介している作品は、掲載時の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は Hulu の公式ホームページにてご確認ください