『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』をhuluで視聴した感想と作品紹介

作品概要

バジリスク

本作は、山田風太郎の小説『甲賀忍法帖』を原作とした、せがわまさきによる漫画をアニメーション化したものです。

徳川家3代目将軍を決めることに端を発した、甲賀忍者十名と伊賀忍者十名によって繰り広げられる死闘を描いています。

山田風太郎著『甲賀忍法帖』について

1958年に刊行された時代小説。忍法帖シリーズの第一作目です。
作者の想像の限りを尽くした奇想天外な忍術が登場することが特徴

また、本作は10人VS10人の多人数バトルを描いています。
今でこそ、『ドラゴンボール』や『ワンピース』など多人数対多人数を描いた作品は多くありますが、当時としては珍しく、のちのアニメや漫画に多くの影響を与えたと言われています
作家の夢枕獏によると「ストーリー上にチーム対決の要素を盛り込んだのは山田風太郎が初」とのこと。

以上のことから、日本のエンターテイメント界にとって貴重な作品であることは明らかです。

ちなみに、山田風太郎の忍法帖シリーズは全部で46作品に至るほどの人気シリーズで、多くの作品が映像化されています。

huluでは、

  • 『伊賀忍法帖』
  • 『SHINOBI』本作と同じく『甲賀忍法帖』を原作としている

が視聴可能となっています。

バジリスクの意味とは?

さて、本作は山田風太郎の『甲賀忍法帖』が原作となっているのは前述の通りなのですが、せがわまさきによって漫画化される際、「バジリスク」というタイトルが冠されました。
バジリスクとは一体何なのでしょうか。

バジリスクとはヨーロッパで言い伝えられている想像上のモンスターです。
説によってはヘビの化け物であったり、雄鶏の化け物であったり、またその両方であったりとバジリスクに関する記述は諸説あります。

さらに、見ただけで人を殺すまたは、石化させる能力があると言われています

甲賀忍法帖における二人の主人公、弦之助(げんのすけ)と朧(おぼろ)も、瞳に関連した忍術を扱うので、このことからバジリスクというタイトルが冠されたのでしょう。

あらすじ

バジリスク

慶長19年(1615年)、将軍家は3代目の後継者争いに揺れていた。一方は、二代目将軍秀忠の長子・竹千代。もう一方は次子の国千代である。
徳川家は竹千代派と国千代派に分かれてしまい、このまま将軍が決まってもいずれは争いが起こり、家が破滅の道を辿ることは明白であった。

その解決策に家康は、甲賀伊賀の忍者を使うことに

まず、甲賀の忍者を国千代派に、伊賀の忍者を竹千代派とする。
そしてそれぞれ選出された20人の忍者に殺し合いをさせ、生き残った方を勝利。徳川家後継者の決定に反映させるというものであった。

こうして甲賀忍者と伊賀忍者の奇想天外な忍術争いの幕が切って落とされる。

huluでの配信について

全24エピソード配信(1話あたり24分)
また本作と同じく山田風太郎の『甲賀忍法帖』を原作とした作品として映画『SHINOBI』(2005年)があります。
こちらもhuluで視聴可能ですので、本作との違いを見つけるのも面白いかもしれません。

他にも、山田太郎原作の映画『伊賀忍法帖』(1982年)も視聴可能。

第1話のあらすじ

『相思相殺』

バジリスク

慶長19年(1615年)4月。
駿府城内で家康が見守る中、甲賀忍者伊賀忍者による忍法争いが繰り広げられていた。

伊賀からは夜叉丸(やしゃまる)。鋭い切れ味を持つ特殊な毛髪を自由自在に操る美少年。
甲賀からは風待将監(かざまち しょうげん)。蜘蛛のように俊敏に動き、そして口から強力な粘着力のある痰を吐く男であった。
家康の命を受け、それぞれの里の頭領が連れてきた忍者である。

二人の忍者の戦いを堪能した家康は満足そうに、ある巻物をそれぞれの頭領に渡す。
そこには、徳川三代将軍を決める方法が書き記されてあった。

甲賀忍者、伊賀忍者それぞれから十人を選出し、巻物にその名前を記す。
そして、計二十人の殺し合いの果てに生き残った者がこの巻物を駿府城に持ち帰る。
それが甲賀の忍者であれば国千代を。伊賀の忍者であれば竹千代を、徳川第三代将軍に決するというものであった。

こうして400年に渡る甲賀と伊賀の不戦の約定が解かれた。

しかし、これは最悪のタイミングだった。

甲賀の頭領の孫である弦之助と、伊賀の頭領の孫であるは恋仲であり、二人の縁組を機会に両家の確執を解こうとしていた矢先の出来事だったのだ。

第1話を視聴した感想

アニメ版を見るのが一番の正解

著者は原作本も、漫画も読んだことがあります。その上でアニメ版を視聴したのですが、一番アニメ版が楽しめました。
元々原作は1958年発刊と古く、ストーリーは大変平凡であり、たくさんの創作物に触れる機会がある現代の読者にとっては、いささか地味です。

しかし、それがアニメ化となると話は違います。

スピード感のある戦闘シーンが迫力満点で大興奮間違いなし。
一気に見栄えが良くなるのです。

そうして、見た目さえ整えてしまえがあとは中身勝負。
そこは今まで数々の読者を魅了してきた名シリーズとあって面白さは保証済みです。

山田風太郎が考えた奇想天外、摩訶不思議な忍術登場します。

まだ1話目しか視聴していませんが、この後出てくる忍術を知っているだけに楽しみです。

ちなみに、まずアニメ版を視聴、その後、補足の知識を入れるために原作を読むのがいいと思います。

ストーリーについて

前項でストーリーは平凡だと述べたのですが、よくよく考えるとこれは当然なのですね。

全く自分たちに関係のない徳川家の世継ぎ問題のために殺しあう忍者たちの物語。
このことから著者は、今作を代理戦争の物語だと読んでいます。

代理戦争というのはこの原作が執筆された当時起こっていた冷戦時代に登場した概念。

戦争をする主体である国家の代わりに、他の国家やもしくは民間軍事企業が戦争をすることを言うのですが、現在では代理戦争のない戦争は存在しないと言っても過言ではありません。
そしてそれに比例して代理戦争を扱った作品は多く登場しています。

ですので本作に対して既視感を覚えるのは仕方のないこと。

しかし(ここからが大切です)、それを忍者ものでやった作品というとぐっと数が減るのではないでしょうか。

そういった点で今作は、唯一無二でユニークなストーリーであると言えます。

さらに代理戦争を扱った作品の多くは、その戦争に対して思想もイデオロギーもない兵士が、ただの駒として扱われ死んでいきます。

言わば滅びの美学を描いているのです。

非常に日本人的な感覚ではないでしょうか。

きっと多くの視聴者が気に入ると思います。

甲賀十人衆

甲賀弦之助(こうが げんのすけ)

CV:鳥海浩輔
自分に殺意を抱くものを見るだけで殺すことができる「瞳術」を持つ。

甲賀弾正(こうが だんじょう)

CV:小林清志、(回想時)羽多野渉
甲賀の頭領。長毒針の使い手

風待将監(かざまち しょうげん)

CV:千々和竜策
ニカワよりもはるかに強力な痰の吐くことができる

鵜殿丈助(うどの じょうのすけ)

CV:平勝伊
あらゆる打撃攻撃を無効化するほどの弾力性に富んだ肉体を持つ

地虫十兵衛(じむし じゅうべい)

CV:伊丸岡篤
手足がなくても素早く移動することができる

室賀豹馬(むろが ひょうま)

CV:宮林康
弦之助と同じく「瞳術」の使い手

霞刑部(かすみ ぎょうぶ)

CV:北川勝博
壁や地中に溶け込んで姿を消すことができる

如月左衛門(きさらぎ さえもん)

CV:上田燿司
他人になりすますことが得意

陽炎(かげろう)

CV:早水リサ
欲情すると、吐く息に毒を帯びるようになる

お胡夷(おこい)

CV:木村はるか
肌や口を密着させるだけで、相手の血を吸い取ることができる

伊賀十人衆

朧(おぼろ)

CV:水樹奈々
見たものの忍術を無効化する「破幻の瞳」の使い手

お幻(おげん)

CV:京田尚子、(回想時)沢城みゆき
伊賀頭領。

小豆蠟斎(あずき ろうさい)

CV:青野武
手足を自由自在に伸縮させ、触れるものを切り刻む

朱絹(あけぎぬ)

CV:渡辺美佐
皮膚から血の霧を吹き出し、相手の視界を遮る

蓑念鬼(みの ねんき)

CV:内海賢二
全身の体毛を自由自在に伸縮、硬化させて敵を攻撃する

夜叉丸(やしゃまる)

CV:矢薙直樹
特殊な加工を施した女の髪を自由自在に操る

蛍火(ほたるび)

CV:沢城みゆき
虫や小動物を操る能力がある

雨夜陣五郎(あまよ じんごろう)

CV:魚建
塩に溶け体を小さくし、水に浸かると元に戻るというナメクジのような体質

薬師寺天膳(やくしじ てんぜん)

CV:速水奨
不老不死の男

筑摩小四郎(ちくま こしろう)

CV:羽多野渉
かまいたちを発生させ、敵を切り刻む

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