名もなき毒 huluで上質なミステリーを視聴

作品概要

宮部みゆきの小説『誰か Somebody』と『名もなき毒』を実写化したミステリードラマ。

今多コンツェルングループ広報室に勤める杉村三郎が、そのお人好しの性格から他人に深く関わってしまい、そこで遭遇した事件を解決する

主演は小泉孝太郎。彼の起用は原作者の宮部みゆきの指名による。
続編は『ペテロの葬列

名もなき毒

huluでの配信

第1話〜第5話(第一部。原作『誰か Somebody』)
第6話〜第11話(第二部。原作『名もなき毒』)

続編『ペテロの葬列』(全11話)

ペテロの葬列

原作について

『誰か Somebody』

杉村三郎シリーズの1作品目。2003年に実業之日本社から単行本が、2005年に光文社からカッパ・ノベルス版が、2007年に文春文庫から文庫本が刊行されている。

『名もなき毒』

シリーズ3作品目。2006年に幻冬舎から単行本が、2009年に光文社からカッパ・ノベルス版が、2011年に文春文庫から文庫本が刊行されている。

また、続編『ペテロの葬列』の他に、短編『負の方程式』が収録された『ソロモンの偽証 第Ⅲ部 法廷 下巻』が、そしてシリーズ第4弾として『希望荘』が刊行。

第1話あらすじ

出版社に勤める杉村三郎(演:小泉孝太郎)は、ひょんなことから菜穂子(演:国仲涼子)と出会い恋仲へと発展する。
プロポーズも成功し、結婚までの階段を順調に登っているかに思えたが、菜穂子の意外な秘密を知り戸惑う杉村

実は菜穂子は、総売り上げ額が兆を超す大企業、今多コンツェルングループの会長である今多嘉親(演:平幹二郎)の娘であった。
一方杉村は平凡な一般家庭の出。出自のあまりの格差に杉村の家族は結婚に反対する。

そんな中、今多嘉親と接見する機会が。
所在なく緊張する杉村に対して、嘉親は結婚を許すためのある条件を提示する。
それは、今勤めている出版社を辞めて、今多コンツェルングループ広報室に勤めることだった。

菜穂子と結婚するために条件を飲む杉村。話がまとまり安堵する彼に、祝福の言葉をかけたのは、嘉親の専属運転手である梶田信夫(演:平田満)であった。

「おめでとうございます」

自分たちの結婚を純粋に祝ってくれた唯一の人物、梶田。
そんな彼に強く心を打たれた杉村であった。

それから8年後、梶田が自転車ひき逃げ事故の被害に遭い死亡することで、今までの梶田の印象が一変する。

梶田の長女・聡美(演:深田恭子)は、父の半生はあまり褒められたものではないと言う。
そして、自身の幼少期に起きたある事件を引き合いに出し、こう続けるのだった。

「父が死んだのは事故ではないんじゃないか。殺されたんじゃないか」と。

果たして、梶田の過去に何があったのだろうか?聡美に起こった事件との関連は?そして、梶田は本当に殺されたのだろうか?

名もなき毒

第1話を視聴した感想

この作品の続編にあたる『ペテロの葬列』を視聴した時にも思ったのですが、メインとなる事件に入るまでが長いです

今回の場合、メインは梶田の過去を杉村が調査をし、彼の死が他殺なのか事故なのかを暴くといったところにあるのですが、そこに行くまでたっぷりと45分使っています(全部で48分にもかかわらず!)。

試しに2部にあたる第6話を視聴したところ同様の結果になりました。
このシリーズの特色なんですね

少し考えてみれば当然。
このドラマは本格ミステリーと銘打っていますが、主人公は警察関係者でも探偵でもありません。ごくごく一般的なサラリーマンなのです(一般的なというと語弊がありますが)。

そう簡単に事件に巻き込まれるはずがないのです

そのため、主人公が事件に巻き込まれるまでを描くのに多くの時間を割いているのです。

しかし、全然退屈しないのがこのドラマのすごいところ
これは脚本力の賜物でしょう

小泉孝太郎演じる主人公の杉村三郎は、視聴者の多くが共感しやすい一般的な感覚を持った「普通の人」。

平凡太郎と呼んでもいいくらいの平凡な男が、大企業の令嬢と恋に落ちる。
そこから始まる新生活。義理の父の前では恐縮しっぱなしだし、新しい職場にはクセのある上司がいます。

視聴者はそんな身に置かれた杉村に対して「大変だなあ。自分だったらどうするかなあ。けどちょっと羨ましいなあ」と共感し、そして、まるでホームドラマを見ているような感覚に陥ります。

そうして惹きつけておいて、物語の終盤、梶田の娘に会い彼女の告白を聞くことで、一気に事件の歯車が動き出すのです

そのカタルシスがたまりません!

第1話の終盤において展開する物語。第1話だけでは満足感なんて得られるわけがないのです。
実にうまい構成です。
第1話終了と同時に視聴者は「続きはどうなるんだ」といった飢餓感に襲われることでしょう

名もなき毒

第6話(第二部)のあらすじ

先の事件から一ヶ月が経った頃、巷では連続無差別毒殺事件が発生していた
販売されている飲料に青酸カリが混入されており、それを飲んだ者が中毒死を起こすというものだった。

一方、今多コンツェルングループ広報室では海外留学のために退社した椎名(演:岡本玲)の代わりに、原田いずみ(演:江口のりこ)を新しくアシスタントとして雇っていた。
しかしこの原田。入社時の面接や履歴書に嘘の経歴を述べてあったことが判明。同僚との間に度々トラブルを起こす問題のある人物であった。そこで編集長の園田(演:室井滋)は彼女を解雇することに。

しかし、原田は「社員から数々のハラスメントを受けた」という嘘話をでっち上げ、あろうことか今多コンツェルングループ会長、今多嘉親に訴訟を起こす旨の手紙を寄越してきた。

義親から命じられ、事の対処をすることになった杉村

彼は、原田が以前勤めていた会社から、問題解決のためにある人物を紹介される。
それは元警察官で探偵である北見一郎(演:大杉漣)であった。

早速北見の元を訪ねる杉村だったが、そこで連続無差別毒殺事件の4人目の被害者の孫娘、美知香(演:杉咲花)と出会う。
杉村は再び、人の心の暗闇に踏み込む事になるのであった

名もなき毒

第6話(第二部)を視聴した感想

基本的な構成は、第1話と変わりません
杉村の日常が描かれます。それと同時進行で連続無差別毒殺事件とその被害者遺族の経過が描かれ、終盤で杉村の行動と交錯します。

ただし今回の事件は、世間が注目する連続殺人事件に関わっていくというのが面白いところです。さらに本物の探偵が登場します。
ケレン味たっぷりの事件で話のスケールが大きくなるのですが、相変わらず杉村三郎はマイペース

徹底して巻き込まれ型の探偵を演じます

前の事件から人間的に成長した部分は無しといって過言ではありません。
しかし、それがいいのです。本作の主人公は徹底して視聴者が自身を投影する対象。勝手に成長されると付いていけないのです(笑)

そんな主人公が、世間を席巻する大事件に巻き込まれる第二部。続きがどうなるか楽しみです!

名もなき毒

登場人物/キャスト

役:杉村三郎
演:小泉孝太郎
主人公。今多コンツェルングループ広報室編集者

役:杉村菜穂子
演:国仲涼子
三郎の妻

役:今多嘉親
演:平幹二郎
今多コンツェルングループ会長

役:椎名遥
演:岡本玲
同広報室編集アシスタント

役:手島雄一郎
演:ムロツヨシ
同広報室編集者

役:加西新
演:森崎ウィン
同広報室編集者

役:谷垣太一
演:山崎大輔
同広報室副編集長

役:園田瑛子
演:室井滋
同広報室編集長

役:水田
演:本田博太郎
喫茶「睡蓮」のマスター

『誰か Somebody』

役:梶田信夫
演:平田満
嘉親専属の運転手。自転車ひき逃げ事件の被害者

役:梶田聡美
演:深田恭子
梶田の長女

役:梶田梨子
演:南沢奈央
梶田の次女

役:浜田利和
演:高橋光臣
聡美の婚約者

『名もなき毒』

役:古屋明俊
演:森次晃嗣
連続無差別毒殺事件4人目の被害者

役:古屋暁子
演:真矢みき
明俊の娘

役:古屋美知香
演:杉咲花
暁子の娘

役:原田いずみ
演:江口のりこ
広報室の編集アシスタント

役:北見一郎
演:大杉漣
探偵

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