絶園のテンペスト』は『月刊少年ガンガン』の2009年8月号にて連載された、城平京氏の原作、左有秀氏の構成による漫画を原作としたアニメです。

本編の連載は2013年の4月号まで掲載され、その翌号では特別編が連載されました。

タイトルにもある通り、「テンペスト」はシェイクスピアの戯曲『テンペスト』に由来しており、作中でもシェイクスピアの戯曲からの引用が散りばめられていることも特徴です。

原作の城平京氏は漫画『スパイラル 〜推理の絆〜』を始め、推理作家としても執筆を手掛けている為、本作も現代ファンタジーという位置付けながらも、推理要素が含まれている作品でもあります。

ですので、魔法使いや魔法といった要素がありますが、バトルよりも駆け引きや推理的な描写に比重が置かれている様ですね。

アニメは2012年より、MBS・TBS他の放送局にて全24話の構成で放送されました。

現在、Huluにて『絶園のテンペスト』は全24話が配信されており、視聴が可能となっています。

それでは『絶園のテンペスト』の感想を交えながら、ご紹介していきたいと思います。

『絶園のテンペスト』あらすじ

はじまりの樹”と呼ばれる、文明の利器を供物に捧げることで、魔法を使うことが出来る鎖部一族の姫“鎖部葉風”は意見の対立から『絶園の孤島』へ流刑されてしまう。
その後、白骨化した葉風の遺体は回収され、“はじまりの樹”復活阻止の為、一族を挙げた活動が開始される。
一方、両親と義妹“不破愛花”を強盗によって殺害された少年“不破真広”は、葉風が生前に流したボトルメールに入った魔具を拾ったことを機に復讐を誓い、失踪するのだが……。

第1話「魔法使いは、樽の中」 あらすじ

鎖部一族の長“鎖部左門”によって、一族の姫“鎖部葉風”は魔法も使えず、人も居ない無人島へ島流しをされてしまう。
そんな中、男子高校生の少年“滝川吉野”は担任教諭から、失踪してから1ヶ月の幼馴染“不破真広”の消息を聞かれるが、適当な返事を返し、その場を去る。
その後、不破家の墓前へ来た彼の背後から突如、「君が不破真広君?」と声を掛けられるが……。

「絶園のテンペスト」を見た感想

絶園のテンペスト』を視聴した感想ですが、世界観の異様さが非常に強烈で、そのインパクトに見事に引き込まれました。

シェイクスピアの戯曲を散りばめていることもあり、その節々にある言い回しによって、更に独特の雰囲気を醸し出していますね。

舞台は現代なのですが、どこか浮世離れした感覚で見ていました。

更には主要人物である、吉野真広葉風愛花の4人がクセのある人物ということもあり、目が離せなかったですね。

特に冒頭の戯曲『ハムレット』からの引用である「世の中の関節は外れてしまった~」の下りは、非常に幻想的で、作中における現状や、人物の目に映る捉え方を表していて、印象的でした。

最も印象に残ったのは、個人的に愛花の存在ではないでしょうか。

彼女は真広に対して「ああいう人(吉野)は平気で嘘を吐く」と言い、冷たく接しているのですが、その後に続く「そして私も嘘を吐く」と言い、後ろで見送る吉野と目を合わせるシーン。

心理描写に最も優れた作家である、シェイクスピアを取り入れている作品だからこそ、この裏切りにも似た歪んだ恋愛感は強烈でしたね。

登場人物たちの交錯する心理が非常に今後も気になり、早くも続きが観たくなる、と自然に引き込まれてしまいました。

気付けば、全24話をそのまま見通してしまい、その話の壮大さに魅了されたことも正直、驚きを隠せません。

作画も非常に整っていて、見易さや見応えも抜群ですが、戯曲を盛り込んでいる部分もあり、難解に聞こえてしまう箇所もあるのではないかと感じますね。

ただ、推理要素も含まれた本作ですので、話数を追う毎に楽めることは間違いないと思っています。

バトルとしても、推理としても、ファンタジーとしても充分に楽しめる作品だと思いますので、是非ご視聴してみては如何でしょうか。

登場人物/キャストや用語

登場人物

  • 滝川 吉野(たきがわ よしの)

滝川 吉野/CV:内山 昂輝、桑島 法子(小学生時代)

本作の主人公で、天涯孤独の男子高校生。
良識的で優しい性格だが、覚悟を決めた際は非常に徹することもある。
順応力が高い反面、主体性に乏しい「煮え切らない」タイプ。

  • 不破 真広(ふわ まひろ)

不破 真広/CV:豊永 利行、三瓶 由布子(小学生時代)

本作のもう一人の主人公で、吉野の幼馴染。
「妹を手に掛けた犯人に対する復讐」を第一の目的とし、自己中心的で非情な少年。
相当な天才肌だが、デリカシーに欠ける部分がある。

  • 鎖部 葉風(くさりべ はかぜ)

鎖部 葉風/CV:沢城みゆき

本作のメインヒロインで、歴代最強の魔法使い。
「黙っていれば美人」なタイプで、スタイルも抜群。
古風な口調で、育ちが良いこともあり、頭も良い。

  • 不破 愛花(ふわ あいか)

不破 愛花/CV:花澤 香菜

本作のキーパーソンで、吉野の恋人、真広の義妹。
達観した雰囲気を持ち、かなりの毒舌家。
シェイクスピアが愛読で、セリフを度々引用し、遠回しの嫌味に使ったりしている。

  • エヴァンジェリン 山本(エヴァンジェリン やまもと)

エヴァンジェリン 山本/CV:水樹 奈々

早河と共に、魔法に関する調査を行っている女性。
明るく、人懐っこい性格で気配りも出来る面を持つが、いざという時は冷徹さも持ち合わせる。

  • 星村 潤一郎(ほしむら じゅんいちろう)

星村 潤一郎/CV:野島 裕史

先代の鎖部家当主“鎖部麻耶”に育てられた少年。
柔術の達人で、非常に冷静且つ勘が鋭いが、女性好きな一面がある。

  • 鎖部 夏村(くさりべ なつむら)

鎖部 夏村/CV:諏訪部 順一

鎖部一族の魔法使いで、一族随一の戦闘技術を持つ。
時代掛かった口調で、仕事に対しても非常に忠実。
魔法の素質が高い訳ではないが、回復魔法の使い手でもある。

  • 鎖部 哲馬(くさりべ てつま)

鎖部 哲馬/CV:野島 裕史

鎖部一族の魔法使い。
絶園の樹を守る結界部隊の指揮を担当している。
頭が切れる反面で小賢しさが目立つ男。

  • 早河 巧(はやかわ たくみ)

早河 巧/CV:浅沼 晋太郎

日本政府の役人で、黒鉄病対策本部の部長補佐を務める。
エヴァンジェリン山本とは旧知の仲で、フリーの調査員として関係を持っている。
非常に野心の強い男性だが、自分勝手の為ではなく効率を重んじている。

  • 羽村 めぐむ(はねむら めぐむ)

羽村 めぐむ/CV:梶 裕貴

工場現場で働くフリーター。
基本的にはヘタレだが、洞察力に優れる面もある。
倫理観なども正常で、非常に常識的な青年でもある。

用語

  • はじまりの樹

鎖部一族が崇める大樹。
「創造」を司り、世界を生み出している。
その最中、対をなす「破壊」を司る樹“絶園の樹”と争い、眠りに就いた。
魔法使いに「魔法」の力を貸与している。

  • 魔法

はじまりの樹が「高度の文明の産物」という供物の対価として与える奇跡のこと。
捧げる供物が高度であればあるほど、引き起こす力は凄まじくなる。

  • 黒鉄病

絶園の樹が復活する前兆として、世界中で流行った奇病。
全身が金属化し、感染者の命を奪ってしまう。

主題歌

  • オープニングテーマ

曲名:「Spirit Inspiration」(第2話~第12話)
作詞:Nothing’s Carved In Stone
作曲:Nothing’s Carved In Stone
編曲:Nothing’s Carved In Stone
歌:Nothing’s Carved In Stone
※第1話ではエンディングに使用されている

曲名:「大好きなのに」(第14話~第23話)
作詞:田中 花乃
作曲:谷口 尚久
編曲:CHOKKAKU
歌:Kylee
※第24話では使用されていない

  • エンディングテーマ

曲名:「happy endings」(第2話~第11話)
作詞:meg rock
作曲:神前暁 (MONACA)
編曲:神前暁 (MONACA)
歌:花澤 香菜
※第1、12話では使用されていない

曲名:「僕たちの歌」(第13話~第24話)
作詞:Tomohisa Sako、Tomoyuki Ogawa
作曲:Tomoyuki Ogawa
編曲:Saku
歌:佐香 智久

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