作品概要

東のエデン

本作は2009年にフジテレビの「ノイタミナ」枠で放送された連続サスペンスアニメです。

国家を揺るがす気宇壮大なゲームに巻き込まれた記憶喪失の少年の物語を描いています。
広大な世界観を描ききるためには1クールでは足りず、本アニメ終了後、劇場公開映画が二本制作されました。

制作プロダクションは、攻殻機動隊シリーズ等で評価の高い「Production I.G」が務めており、作中でも映像面は高いクオリティを保っています。

この作品のキャッチコピーは、
この国の”空気”に挑んだひとりの男の子と、彼を見守った女の子のたった11日間の物語

受賞歴

  • 第14回(2009年)アニメーション神戸賞作品賞・テレビ部門
  • 第13回(2009年)文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品アニメーション部門(長編:劇場公開/テレビアニメ/OVA)選出
  • 第9回(2010年)東京アニメアワード優秀賞テレビ部門作品賞

『攻殻機動隊S.A.C』神山健治が原作

本アニメはノイタミナ枠初のオリジナルストーリーとして企画されました。原作者に選ばれたのは『攻殻機動隊S.A.C』を手がけた神山健治です。
「攻殻〜」で描かれたように本作でも、現代日本が抱える闇や閉塞感、政治的なテーマなど描かれ諸々の共通点が見られます。

また本人によると、本作と『攻殻〜』が繋がるかもしれないという意識を持って制作したと語っており、本作が『攻殻〜』の前時代を描いていると捉えても問題ありません。

『ハチミツとクローバー』羽海野チカのキャラクターデザイン

キャラクターデザインには『ハチミツとクローバー』や『3月のライオン』で、その柔らかくて愛らしい絵のタッチに定評のある羽海野チカが選ばれました。
本作の硬派な世界観をビジュアル面でうまく中和しており、女性でも親近感を持って楽しむことができるのではないでしょうか。

東のエデン

第1話あらすじ

2010年のある日、10発のミサイルが日本各地を攻撃するテロが発生。のちに「迂闊な月曜日」と呼ばれる大事件である。しかし不思議なことに一人の犠牲者も出ることはなかった。そのため、国家が未曾有の危機に直面したにも関わらず人々の危機感は次第に薄れつつあった。

それから3ヶ月後、大学の卒業旅行にワシントンを訪れていた美咲(声:早見沙織)は滝沢朗と名乗る全裸の男(声:木村良平)にトラブルから救われる。しかし彼自身は自分が何者か、一体何が目的でここにいるのかの一切の記憶を無くしていた。
そして彼が手にしていた奇妙な形をした携帯電話。そこには100億円が自由に使える機能と、そして指紋認証のみでジュイス(声:玉川紗己子)と名乗る謎のオペレーターに繋がる機能が備わっていた。

自分が何者であるかを探るために、咲と共に日本に帰国する滝沢。

その頃東京では、11発目のミサイルが直撃。今度は多数の犠牲者を出していた。

果たして滝沢の正体は?彼と一連のテロとの関連は?記憶喪失の男と謎の携帯電話を巡る物語が始まる。

東のエデン

世界観

ノブレス携帯

東のエデン

記憶を無くしていた滝沢の、本当の正体に繋がる手がかりとなる唯一の所持品。
そこには100億円がチャージされている。この携帯を通してジュイスに連絡すれば、支払いを対価になんでも叶えてくれるという魔法のようなアイテム。

セレソン

滝沢のように、ノブレス携帯を持たされたメンバーの呼称。彼の他に11名いることが物語が進むにつれ明らかにされる。
彼らはあるゲームに強制的に参加させれられたプレーヤー。ある目的のための費用として100億円が支給されているが、ゲームに失敗すると命を奪われるというリスクが科せられている。

サポーター

セレゾン12名の中で1人が選ばれる。他のセレゾンを監視、また場合によって処刑を実行する役割を担わされた人物のこと。他のメンバーには誰がサポーターであるのか明かされていない。

東のエデン

東のエデン

咲が所属する大学内のサークルの名。携帯電話の独自サービス「東のエデン」(サークル名と同名)を開発、運営しており、起業を目指している。

感想

本アニメを制作するにあたり、プロデューサーが監督の神山健治に出した条件は、「『攻殻機動隊』からミリタリー要素をのぞいて、女性にウケるような味付けをした上でエヴァ要素を注入し、『24』を入れたエンターテイメント作品を」というものだったそうです(笑)
無茶苦茶な条件ですが、実際に視聴してみると、なんと本当にそんな感じのアニメに仕上がっています。

神山健治が攻殻機動隊で描いたように、政治的なテーマや現代日本が抱える闇とその課題は本作でも健在です。しかし、羽海野チカがデザインしたキャラクターたちは非常に可愛らしく描かれ、陰鬱さとは正反対の爽やかなの印象を持ちました。
また、記憶喪失の男が自信を取り戻すという点と、そんな彼に惹かれ見守る女性という点、この2つをメインに描かれた物語ですので、女性にもとっつきやすいのではないでしょうか。

 

コミュニケーション能力の高い爽やかな若者たちのふれあいに癒されます
コミュニケーション能力の高い爽やかな若者たちのふれあいに癒されます

連続アニメというのは一週間ごとに1話づつ放送するもの。リアルタイムで見ている視聴者は次の話までの一週間、物語の中身を反芻します。制作サイドは視聴者の興味を一週間後持続させなければいけません。
そのために神山健治はこの作品にある仕掛けをしています。

わかりやすい点を挙げると「映画雑学の披露」です。

登場人物は「まるで『ジェイソンボーン』か」や、「それって「さらば青春の光」のことでしょ」や「この感じ、似たような映画が昔あったなあ」というように、映画の雑学を披露します。
こんなことを言われると視聴者は、その映画について調べないわけにはいけません。時にはその映画を視聴したくなることもあるでしょう。

アニメを見終わってからも、楽しみがあるという演出が粋ですね。
他にも、あえて説明を省いたりします。もちろん話のエンディング間際に突然の展開を匂わせ、次の話までに興味を持続させるといった基本もしっかりと押さえています。
このように、本作の視聴者は1話を見るごとにいろいろと思惑を巡らせるという贅沢な視聴体験ができますし、もちろんそれに耐え得るクオリティの作品です。

また、とてもスケール大きい謎を扱ってるが面白いところ。
ネタバレするといけないので詳しくは述べませんが、主人公を含め12人の人間に100億円の資産が与えられある目的を達成しなければいけません。その目的もとても大きく(ヒント:個人が100億円を使っても叶えることができるか微妙なもの)、自分だったらどうするだろうかと考えてしまいます。しかも失敗すると死が待っている。
もちろん、ゲーム参加者同士の過激な妨害も考えられます。そんな中、主人公は記憶喪失でゲームをスタートさせなければいけません。
こんな無理ゲーをどう攻略するのか、目が離せません!

登場人物紹介

滝沢朗(たきざわ あきら)

声:木村良平
声:木村良平

本作の主人公。記憶喪失の謎の男だが明るく前向きな性格と行動力を持っている。日本では廃墟となったショッピングモールを根城とし、消えた記憶を取り戻すため、また自信を巻き込んだゲームの仕掛け人に制裁を食らわすために奔走する。
映画愛好家であり、これまで観た映画に関する記憶はなぜが消えていない。
スズキのスカイウェイブをモデルとしたであろうビッグスクーターに乗っている。

森美咲(もりみ さき)

声:早見沙織
声:早見沙織

本作の語り役。就職を控えた女子大生。ひょんなことから滝沢と出会い、次第に惹かれていく。両親を亡くしており姉夫婦の元で居候をしている。義理の兄のコネで内定者面接にまでこぎつけるが、トラブルのため取り消し。
家に身の置き場を無くしたが、大学内サークル「東のエデン」の起業に参加する。

ジェイス

声:玉川紗己子
声:玉川紗己子

ノブレス携帯からのみアクセスできる謎の人物。合成音声のような機会的な声を出し、性別は女性であるかのように思われるがそれも定かではない。
ジェノスというのが人物名であるのかそれとも役職名であるのかも定かではない。
セレソンのコンシェルジュを自称しており、基本的に丁寧な態度で接している。
通話の最後には「ノブレス・オブリージュ。今後も救世主足らんことを」と言って会話を占めるのが定例だが様々なパターンがある。

huluでの配信

1シーズン全11エピソードを配信中。すべての物語は映画版2本を観ないと完結しませんが、残念ながらhuluでは映画版は配信されていません。
しかしテレビアニメ版を見るだけでも、一応の区切りを迎え、ある程度の満足感を得られることは間違いありません。

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※紹介している作品は、掲載時の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細は Hulu の公式ホームページにてご確認ください

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