作品概要

図書館戦争

2008年にフジテレビの深夜枠ノイタミ枠他で放送されたアニメです。
原作は有川浩

メディア良化法という実質上の言論統制を可能とした法律が制定された日本を舞台に、それに反発する人々と国家との戦いを通して主人公・笠原郁(かさはら いく、声:井上麻里奈)が成長する姿を、また彼女の恋愛模様を描いている。

第40回星雲賞メディア部門の参考候補作となりました。

原作について

本アニメは有川浩の小説『図書館戦争』シリーズから、『図書館戦争』、『図書館内乱』、『図書館危機』の3編を原作としています。

また、シリーズ1作目の『図書館戦争』は、「『本の雑誌』が選ぶ2006年上半期エンターテイメント」第1位を、そして2007年本屋大賞第5位に入賞、さらに第39回星雲賞日本長編作品部門をシリーズとして受賞するなど高い評価を得ています。

あらすじ

昭和が終わり、新たな元号に「正化」を迎えたもう一つの日本。

そこでは、事実上の言論統制であるメディア良化法を根拠に設置された国家機関・メディア良化委員会の横暴が蔓延していた。
彼らの武装行使に被害を受けていた図書館は、図書館の自由法を根拠に武力行使可能な地方行政機関として図書隊を設立し対抗する。

二つの機関は対立は、正化11年(西暦1999年)に起きた「日野の悪夢」と呼ばれるテロ事件を境にして、ますます過熱の一途を辿るのであった。

そして正化39年(西暦2019年)、一人の女性が図書隊に入隊する。

彼女の名前は笠原郁

高校時代にメディア良化隊から自身を救ってくれた図書隊員に憧れての入隊であった。
しかし、図書隊員の生活は厳しいものばかり。中でも鬼教官・堂上篤(どうじょう あつし、声:前野智昭)の熱の入った指導は根をあげそうになるほどだった。

しかし、彼女は高校時代の恩人である図書隊員に会うために、過酷なトレーニングを積んでいく。
そんな頑張りが認められ、図書隊の中でも精鋭部隊である図書特殊部隊に配属されることになった郁は、メディアの自由を巡る人々の争いに巻き込まれていく。

その中で彼女は、周りの仲間とともに人間的に成長し、そして恋をするのであった。

図書館戦争

huluでの配信について

1シーズン全12エピソードをhuluにて配信中!

第1話あらすじ

我ガ王子様ハ図書隊ニアリ

検閲が合法化されたもう一つの日本。高校生の笠原郁は、書店で幼い頃に読んでいた童話の、10年ぶりに出版された完結編を手に取る。しかし、そこへメディア良化隊が現れた。彼らの目的は、書店の本を検閲するためにやってきたのだ。次々に検閲していく中で、郁が手にしている本もまた、検閲の対象だった。郁が持っている本に、良化隊の手が迫る最中、一人の男が窮地に救いの手を差し伸べる。その出来事が強く心に残る郁。自分を助けてくれた図書隊員……彼を王子様と呼んで憧れるのであった。数年後、彼女は憧れの王子様を慕って図書隊に入隊する。そこで待っていたのは、憧れの王子様とは正反対の鬼教官・堂上篤。

果たして彼女は憧れの王子様に会えるのであろうか。

第1話を視聴した感想

分かりやすい話

原作者は普段多くのSFやミリタリー物を書いているということで、本作も本格的な考証に基づいて書かれたSF小説であることが読み取れます。
難しい用語や設定が多く登場し、理解するのに大変な印象を持たれる方も多いかと思います。

しかし実際はそんなことありません。
意外と描いているものは分かりやすいのです。

この作品が描いているもの。それは一人の女性の成長と恋愛です。

分かりやすくないですか?すごいシンプルな話なのです。

ですので、設定や概要を一目見て躊躇している人はとりあえず観てみてください。
意外と簡単な内容に拍子抜けするでしょう。

内容さえ理解できればしめたもの。独自の設定の上に起こる事件はそれだけで無条件に真新しいものです。

視聴者は画面の中で繰り広げられるストーリーに、ただただシンプルに身を任せるだけで、新しい経験ができます。

もう一度言います。分かりやすい話

前項で、本作は設定が難しい割に、描いているのはシンプルで理解するのに対して苦じゃない話だということをお伝えしました。
さらにここでは、今作が分かりやすいという点を別の角度からお伝えします。

それは主人公の郁が高校時代を回想するシーン。

図書館戦争
図書館戦争

のちに図書隊に入隊する動機となる重大なシーンなのですが、このシーンでは、なぜか王子様の声も顔も明らかにされません。
原作が小説であることも踏まえると、この理由は明らかです。

つまり、すでに郁が図書隊で出会っている人物がその王子様だということです。

さらに言うと一人だけいますよね。主人公に一番近い異性が。
これ以上はあえて言いませんが、第1話を観た方ならすぐにピンとくると思います。

このように、本当に分かりやすい話ですので、気軽に見て楽しんでいただきたいです!

用語集

架空の法律が存在し、そのためにあらゆる専門機関や専門用語が多数登場する本作品は、視聴するにあたってなかなか敷居が高いと思います。
ここでは用語集として、第1話に登場する用語とその説明をまとめましたので、本編視聴前に予習することをお勧めします。

正化

作中に使われる元号のこと。作品世界では昭和の次の元号は平成ではなく、正化となっている。
つまり、物語は正化31年の出来事を描いているため、平成2019年の出来事だと分かる

メディア良化法

公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律のこと。
この法律を機会に、あらゆる出版物の検閲行為が合法化されることになる。
1988年に制定。

メディア良化委員会

司法省の下部組織として発足された、メディア良化法に基づいて活動する行政機関。
出版物の検閲、流通の差し止め、マスコミへの訂正命令、インターネットの規制など活動内容は多岐に渡り、あらゆる方向から国民を監視している。
また、メディア良化法による権限を恣意的に拡大解釈することで、武力行使が許可された良化特務機関を各都道府県に設置しており、後述する図書隊とは対立関係にある。

良化特務機関(メディア良化隊)

各都道府県にメディア良化委員会によって設置された機関。強制執行権限を持つ。

図書館の自由法

メディア良化法に対抗するため、図書館の武装化の根拠となった法律。
実在する図書館法の一部を変更した、図書館法第四章のことを指す。

図書隊

図書館の自由を守るため、良化隊に対抗して設立された防衛組織。
後述する防衛部の他に、多くの部署を内包した広域地方行政機関。

防衛部

実際に良化隊に対抗して防衛業務を担当する部署。抗争やテロ行為に対応するために武装化が許可されている。

見計らい権限

図書隊に与えられた権限。図書隊の中でも図書正という階級以上を持つ人間のみ行使することができる。

見計らい権限によって指定された本は、見計らい図書と呼ばれ、図書館の購入予定図書となる。
そうすることで、その本に対して図書館法の効用が及び、結果、良化隊による検閲から免れることができる。

図書特殊部隊(タスクフォース)

防衛部の中でも優秀な職員のみが所属することができる精鋭部隊。

登場人物/キャスト

笠原郁(かさはら いく)

CV:井上麻里奈
主人公。図書隊の防衛部配属。

堂上篤(どうじょう あつし)

CV:前野智昭
防衛部図書特殊部隊所属。郁の指導教官

小牧幹久(こまき みきひさ)

CV:石田彰
堂上の同期。同じく防衛部図書特殊部隊所属。

柴崎麻子(しばさき あさこ)

CV:沢城みゆき
図書隊の業務部所属。郁の寮でのルームメイト

王子様(おうじさま)

CV:?
郁の記憶の中の人物で図書隊員。顔や声は分からない。

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